
ワインエキスパートの2次試験対策って何をすればよいの?ワイン以外のお酒も出題されるなんて…
バーにもほとんど行かないから困っちゃう…
という悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?私は2019年のワインエキスパート試験にストレートで合格しました。
ワインエキスパートの2次試験は、ブラインドテイストです。
出題されるのは、赤ワイン2種・白ワイン2種・その他の酒類1種ですが、「その他の酒類」に関してはソムリエ協会の教本の「酒類飲料概論」に記載されている幅広い酒類から出題されます。
そのため「飲んだことがあるか・ないか」ですべてが決まってしまいますが、そうはいっても回答を導き出すポイントがあるので、飲み比べをしながら学んだポイントについてお伝えします。
ワインエキスパート2次試験を受験される方の参考になれば幸いです。
★2次試験対策のまとめ記事はこちらです
本日の飲み比べ
本日の飲み比べをしたのは、「その他の酒類」から下記の2種類です。
- ガリアーノ(写真左)
- ウォッカ(写真右)
ガリアーノ
「ガリアーノ」は、イタリア産のハーブ系リキュールです。40種類以上のハーブやスパイスを原料としてつくられています。ヴァニラの香りとアニス香の調和した香味を持っています。
アルコール度数は42.3度です。
ガリアーノの大きな特徴は液体の色で、上の写真のように「鮮やかな黄色」をしています。液体が黄色のお酒は他に、
- シャルトリューズ(ジョーヌ)
- スーズ
がありますが、それぞれ特徴が違うため判別はしやすいです。
シャルトリューズ(ジョーヌ)は、アルコール度数が40度前後であるため、ガリアーノと近しいお酒ですが、まろやかな蜂蜜風味があるため、香りや味わいで違いが判ります。
またスーズに関しては、アルコール度数が15度と、ガリアーノに比べてかなり低いので、違いが判断できます。(スーズに関する記事はこちら)
このガリアーノは、Amazon、楽天市場、Yahooショッピングで購入可能です。
ウォッカ
「ウォッカ」は、トウモロコシ、小麦、大麦などの穀類や、ジャガイモなどの芋類を原料として糖化、発酵、蒸留したスピリッツを白樺炭で濾過した蒸留酒です。
クセのない風味で、まろやかな爽快感が特徴です。鼻を近づけると、スーッとした香りと人工的な爽快感を感じることができます。銘柄によってアルコール度数は違いますが、一般的には40度前後のものが多いです。
下の写真が「ウォッカ」の液体の色です。
ウォッカは液体の色が無色であり、無色の酒類はたくさんあるため判別が難しいところです。
無色の代表的な酒類は、下記のとおりで簡単に特徴を記載しておきます。
- テキーラ ホワイト(40度)
リュウゼツランの香りで辛口
- ジン(40度)
ジェニパーベリーの香りで辛口
- 焼酎(25度)
麦や芋の香りで辛口
- オードヴィードフリュイ(40度)
原料の果実の香りで辛口
※チェリーやフランボワーズは佃煮のような香り
- グラッパ(40度)
ブドウの搾りかすの風味で辛口
- コアントロー(40度)
オレンジの香りで甘口
焼酎や日本酒は、なじみ深いのですぐに判断できると思いますが、普段ワイン以外のお酒を飲まない方はバーに行ったりしながら、味を覚えていきたいところです。
このウォッカは、Amazon、楽天市場、Yahooショッピングで購入可能です。
まとめ
ワイン以外のお酒については、2次試験までにたくさんの種類を飲んでおくことがポイントになってきます。
ただ、「黄色の液体だったら〇〇か〇〇」、「茶色の液体でアルコール度数が高ければ〇〇か〇〇」というように、事前の勉強である程度、回答を絞れるようにしておくことが重要です。
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この記事は、「ソムリエ協会 2019年度版教本」と「ワインテイスティングの基礎知識 著:久保 將」を参考にしています。
「ワインテイスティングの基礎知識」に関しては、テイスティングについて細分化して説明してあったり、香りの捉え方と、たくさんあるワインの香りの特徴など詳しく説明されているため、とても参考になります。
ワインエキスパートを受験される方の役に立つ参考書です。