農薬はこんなに危険!無農薬/有機野菜の定期宅配サービスおすすめ6選

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オーガニック野菜 オーガニック野菜
ころ
ころ

こんにちは。

閲覧いただきありがとうございます。

私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。

 

無添加生活を始めたことで、食品の安心・安全にも興味を持ちはじめ、ついには野菜もオーガニックを選ぶようになりました。

この記事はこんな方向け

  • 野菜の農薬が気になりはじめた方
  • 無農薬、有機野菜の宅配サービスを探している方
  • 食の安全を大切にしている方

 

健康志向の高まっている昨今でも、まだまだスーパーで手に入れることが難しい無農薬や有機野菜(オーガニック野菜)

食品添加物を避ける無添加主義の私は、野菜もオーガニックに切り替えました。

(無農薬・有機・オーガニック野菜の違いについてはこちら記事で説明しています)

ただ自宅の近くに自然派スーパーがあればよいのですが、そう簡単にはいかないですよね。

そこで活躍するのが無農薬/有機野菜の宅配サービス

 

野菜の宅配サービスはたくさんあるので、どこを選んだらいいの?と思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では私が利用してみた

  • おすすめの無農薬/有機野菜の宅配サービスをご紹介

したいと思います。

記事の後半では農薬の危険性についてしっかり解説しています

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おすすめはこの6社!

有機野菜の宅配サービスはたくさんありますが、私のおすすめはこの6社です。

  1. ココノミ
  2. 坂ノ途中
  3. 食べチョクコンシェルジュ
  4. 無農薬野菜ミレー
  5. 秋川牧園
  6. オイシックス

6つもあると「結局どこがいいの?」と思われるので、選び方について説明します。

 

有機野菜の宅配サービスの選び方

たくさんある野菜の宅配サービスですが、選び方は家庭それぞれ!

判断基準は次の3つがあります。

  • 無農薬野菜を重視するか
  • 野菜を自分で選びたいか
  • 野菜以外の食品も一緒に買いたいか

それぞれ、どんな理由があるかというと…

無農薬野菜を重視するか

「オーガニック野菜」として販売するには、日本の「有機JAS認証」を取得することが必須なのですが、実は「有機JAS認証」は農薬の使用が認められているのです。

もちろん有機JAS認証を取得していない慣行栽培(農薬の制限をしていない普通の栽培)よりは、

  • 農薬の使用量は抑えられている
  • 使ってはいけない農薬が決まっている

など配慮はされていますが、農薬の使用が一切ないわけではないのです。

なので、農薬を一切使用していない「無農薬」の野菜がいいのであれば、無農薬野菜に強い宅配サービスを選ぶのがポイントです。

 

野菜を自分で選びたいか

通常、野菜の宅配サービスは、届く野菜が生産者のおまかせになることが多いです。

生産される野菜の量は天候などによって変わったりするので、仕方のないことだとは思いますが、

下処理に手間のかかる野菜が届いたりすると、使わなくなってしまう…なんてこともありますよね。

なので、届けてくれる野菜を自分で選びたい!という希望がある方は、

野菜を自分で選べる宅配サービスを選ぶのがポイントです。

 

野菜以外の食品も一緒に買いたいか

野菜の宅配サービスの中には、野菜以外の加工食品を取り扱っているところもあります。

しかも有機野菜を取り扱っているような宅配サービスは、添加物にも配慮した無添加の加工食品を販売しているので、

普通のスーパーでは見かけないこだわりの加工食品を買えちゃうのがうれしいポイント♪

加工食品も一緒に買えると、購入金額が高くなって送料無料になることもあるので、送料を安くしやすいというメリットもあります。

さて、おすすめ6社をこれらの3つのポイントと、その他に選ぶポイントとなりそうな項目をを比較して表にしたのがこちらです。

  ココノミ 坂ノ途中 食べチョク ミレー 秋川牧園 オイシックス
無農薬野菜
自分で選べる ✖️ ✖️
野菜以外も
買える※
✖️ ✖️
配送日 1週間に1回
土曜日のみ
1週間に1回
2週間に1回
1週間に1回
2週間に1回
4週間に1回
1〜4週間に1回 自分が欲しいタイミングで購入 指定日に配送
お試しセット なし
初回割引あり
なし なし
初回割引あり
なし あり あり
公式サイト ココノミ 坂ノ途中 食べチョク ミレー 秋川牧園 オイシックス

※定期便に野菜以外を含められるか、とういう意味合いで、定期便以外であれば野菜以外も購入可能

そして、ここからがそれぞれの宅配サービスの詳細についてのご紹介です。

おすすめ有機野菜宅配サービス①ココノミ

ココノミ

ココノミは、兵庫県神戸市の株式会社ココノミが運営する、有機・無農薬野菜の宅配サービスです。

「あなたと、あなたの大切な人の美味しい時間と健康を守るために」をコンセプトに、

野菜だけでなく無添加食品も一緒に販売している、意外に貴重な宅配サービスでもあります。

ココノミの特長

  • 手間ひまかけた”クラフト野菜”を販売!
  • 野菜が選べる!無添加食品も買える!

ココノミが販売している野菜は、小さな規模で農業を営んでいる農家さんの野菜が中心。

小さな規模だからこそ実現できる、野菜ひとつひとつに手間ひまかかる無農薬・自然栽培の野菜を取り扱っていて、そんなお野菜をココノミでは”クラフト野菜”と名づけて販売。

そして無農薬野菜と無添加食品を同時に購入できて、野菜が選べるのも大きな特長です。

<サービス概要>

サービス名 ココノミ
農薬使用状況 無農薬・自然栽培
特長 ・手間ひまかけた”クラフト野菜”
・野菜が選べて、無添加食品も買える
定期便の価格
(税込)
定期便として決まったセットはなく、好きな商品を一品一品、必要な分だけ購入可
送料 注文合計金額(税込)による
・5,399円以下: 770円
・5,400円~7,559円:380円
・7,560円~:送料無料
最低お届け回数 縛りなし!1回の注文で解約OK
入会費・年会費 無料
お届け
サイクル
1週間に1回
土曜日のみ(スキップ可能)
公式サイト ココノミ
備考 配送エリアが少ないです…
北海道・東北6県・佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県はサービス対象外

\ 初回限定!8品選んで通常3,500円⇒送料無料の1,980円(税込)1,480円 /

ココノミの初回限定お得な選べるセットのレビュー記事はこちら。

 

おすすめ有機野菜宅配サービス②坂ノ途中

坂ノ途中のオーガニック野菜

坂ノ途中」は、2009年に京都を拠点にスタートした会社です。

「未来からの前借り、やめましょう」というメッセージを掲げ、環境負荷の少ない農業の普及を目指しています。

坂ノ途中の特長

  • 野菜は栽培期間中、化学合成農薬不使用、化学肥料不使用
  • 小規模農家と提携している

坂ノ途中のお野菜はすべて栽培期間中、化学合成農薬不使用、化学肥料不使用で無農薬野菜です。

届けてくれる野菜をすべて自社で栽培しているわけではなく、小規模農家と提携し、地域ごとに作付をずらしたり、生産量を調整しながらネットワーク全体で安定してお野菜を届ける体制を整えています

そのため、小回りが聞く小規模農家さんだからこそ作れるちょっと変わったお野菜や、京都や関西の伝統野菜などめずらしいお野菜に出会うこともできるのが特長です。

<サービス概要>

サービス名 坂ノ途中
農薬使用状況 栽培期間中、化学合成農薬不使用、化学肥料不使用
特長 ・小規模農家と提携
・京都や関西のめずらしい野菜に出会える
定期便の価格
(税込)
・Sセット(7〜9品):2,780円
・Mセット(11〜14品):3,980円
・Lセット(12〜18品):5280円
送料 注文合計金額(税込)による
・6,499円以下: 637円
・6,500円~9,999円:319円
・10,000円~:送料無料
※北海道、沖縄県は上記金額に+551円(税込)
初回の3回は送料無料
最低お届け回数 縛りなし!1回の注文からOK
入会費・年会費 無料
お届け
サイクル
1週間に1回
2週間に1回
公式サイト 坂ノ途中
備考 毎回なにかしらのおまけ野菜がついてきます

坂ノ途中の定期宅配サービスを利用したのでレビューをまとめています。

 

おすすめ有機野菜宅配サービス③食べチョクコンシェルジュ

食べチョクコンシェルジュのオーガニック野菜

食べチョクコンシェルジュ」は、お客様の好みに合わせて、コンシェルジュが全国700軒以上のオーガニック農家から選定し、希望する頻度・曜日・分量に合わせ旬の野菜を届けてくれるサービスです。

オーガニック農家が集まるサービスとしては全国最大規模で、農家にとどまらず、漁師など各種生産者が、全国から750軒以上集まっています。

食べチョクコンシェルジュの特長

  • 無農薬野菜
  • 農家直送のため野菜が新鮮
  • 事前アンケートで苦手食材を伝えられる

食べチョクさんでは、農薬や化学肥料の使用を節減または管理して栽培された野菜を取り扱っています。

農薬・化学肥料を使用している場合は、その使用量・使用回数・種類を事前に提示できる生産者のみが登録できる仕組みになっています。

また農家さんから直送のため、収穫から最短24時間で届けてくれるので野菜が新鮮なのも大きな特長。

お野菜の宅配サービスは、届けてくれる野菜は業者さんや農家にお任せなケースがほとんどですが、食べチョクでは、購入申し込みをするとメールでアンケートで、自分の好みや苦手なお野菜を伝えることが可能

「苦手な野菜が届いてしまって無駄にしてしまう…」ということが避けられます。

<サービス概要>

サービス名 食べチョクコンシェルジュ
農薬使用状況 農薬や化学肥料の使用を節減または管理して栽培された野菜
特長 ・農家直送
・アンケートで好みの野菜を伝えられる

定期便の価格
(送料込・税込)

・Sプラン(6〜8品):2,980円
・Mプラン(7〜9品):3,980円
・Lプラン(10〜12品):4,980円
初回購入は上記価格の1,000円OFF!
送料 定期便の場合は上記価格に送料が含まれています
※北海道、沖縄、一部の離島への配達はしていません
最低お届け回数 縛りなし!1回の注文からOK
入会費・年会費 無料
お届け
サイクル
1週間に1回
2週間に1回
4週間に1回
公式サイト 食べチョク コンシェルジュ
備考 毎回なにかしらのおまけ野菜がついてきます

食べチョクコンシェルジュの定期宅配サービスを利用したのでレビューをまとめています。

 

おすすめ有機野菜宅配サービス④無農薬野菜のミレー

ミレー野菜の宅配サービス

千葉県香取郡多古町にある「無農薬野菜のミレー」さんは、有機野菜・無農薬野菜・無添加食品などの自然食材をインターネットを通して販売している会社さんです。

無農薬野菜のミレーの特長

  • 無農薬野菜
  • 朝とれた野菜をその日に発送
  • 届けてもらえる野菜を自由に変更できる

無農薬野菜ミレーさんでは農薬の使用に関して独自の基準を設けています。

※「無農薬野菜のミレー」と表記されているので、すべての野菜が無農薬なのかな?と思いましたが、すべてのお野菜が無農薬なわけではないようです

野菜を収穫しその日のうちに発送、翌日にはお客様の手元に届くようにしています。

野菜の発送前には、「次回のお届け内容のご提案」というメールが届き、お届けしてくれる野菜の一覧が記載されています。

このメールが届いたら、ミレーさんの公式サイトのマイページにログインをして、届けてもらえる野菜を削除したり、追加したりできるのです!

お野菜の定期購入を数社で試してみましたが、ミレーさんのこの仕様はとっても便利な機能で感動しました。

<サービス概要>

サービス名 ミレー野菜
農薬使用状況 化学農薬や化学肥料を使用しない野菜(特別栽培農産物)※無農薬
有機JAS認定を受けた野菜(有機栽培農産物)
一般的な農薬使用基準の50%以下に節減したもの(特別栽培農産物)
特長 ・農家直送
・届けてくれる野菜をWeb上の会員ページから変更できる
・野菜以外の食品も購入可能(定期便に追加できる)

定期便の価格
(送料込・税込)

・季節の野菜セット(12〜14品)
3,000円〜4,000円前後
・季節の野菜・果物セット(14〜16品)
4,000円〜5,000円前後
※時期により届く野菜が違うので毎回請求額が違います
送料 地域と購入金額により細かく送料が設定されています
<例>
3,000円以上の注文で関東圏にお届けの場合は400円
※詳細の送料はこちらのレビュー記事に記載
最低お届け回数 なし
入会費・年会費 無料
お届け
サイクル
1週間に1回
2週間に1回
3週間に1回
4週間に1回
公式サイト 無農薬野菜のミレー
備考 ・おまけのお野菜はなし
・1個ずつ購入することも可能
 ※定期会員でないと価格が高め

無農薬野菜ミレーの定期宅配サービスを利用したのでレビューをまとめています。

 

おすすめ有機野菜宅配サービス④秋川牧園

秋川牧園のオーガニック野菜

このブログでは何度も登場している秋川牧園さん。

自社農園で無農薬野菜の栽培と、安心安全なお肉や卵の製造をおこなっています。

ここまででご紹介してきているような野菜の定期便サービスをおこなっているわけではありませんが、秋川牧園さんで育てている無農薬の野菜を通販で購入することが可能で、

定期的に購入することによって送料が割引になるサービス(定期利用サポート)があります。

秋川牧園の特長

  • 野菜は無農薬で栽培
  • 冷凍食品やお肉や卵を販売
  • 販売している食品はすべて無添加

秋川牧園でつくられている冷凍食品は無添加でつくられていて、使用しているお肉は抗生剤不使用で、飼料はポストハーベストも遺伝子組み換え作物も使用していないという徹底ぶりです。

<サービス概要>

サービス名 秋川牧園
農薬使用状況 栽培時に化学農薬・化学肥料を使用しない無農薬栽培
特長 ・無農薬野菜
・無添加の冷凍食品やお肉や卵の販売もあり

定期利用サポート
について

定期利用サポートの条件
1:お届け日が、前回のお届けした日から30日以内の場合
2:ご購入の合計金額(すべての温度帯の商品)が6,000円以上の場合
3:お届け先が北海道・沖縄及び離島以外
定期利用サポート
送料
6,000円以上:600円
8,000円以上:300円
10,000円以上:無料
最低お届け回数 なし
年間登録料 500円
お届けサイクル 自分が欲しいタイミングで購入
公式サイト 秋川牧園
備考 ・お試しセットの販売あり
<農園セット> 
☞鶏もも肉+たまご+ヨーグルト+無農薬野菜4種
冷蔵便 2,000円(税込・送料無料)
<冷凍食品セット> 
☞お肉2種+冷凍食品3種
冷凍便 2,500円(税込・送料無料)

秋川牧園 冷蔵LP

秋川牧園さんのお試しセットを購入したので下記の記事にレビューをまとめました。

 

おすすめ有機野菜宅配サービス⑥オイシックス

オイシックスのオーガニック野菜

オイシックスさんは、低農薬野菜や食品添加物を極力使用していない食品の「定期宅配サービス」を提供する会社さんです。

オイシックスの特長

野菜は農薬を使用しないことを目指して、できるだけ農薬を抑えて栽培しています。

合成保存料・合成着色料不使用の調味料や、加工食品も購入できますし、簡単に調理できる献立キットも販売していているので、忙しい主婦にとってはありがたい存在です。

定期ボックスという定期宅配サービスがあり、お客さんごとにカスタマイズした旬の野菜やカット野菜、献立キット、加工食品などを届けてくれます。

<サービス概要>

サービス名 オイシックス
農薬使用状況 農薬を使用しないことを目指し、できるだけ農薬を抑えて栽培
化学肥料は極力使用しない
特長 ・お客さんごとにカスタマイズされた定期ボックスあり
・定期ボックスの中身は自分でカスタマイズ可能

定期ボックス
の価格

・KitOisix献立コース
下ごしらえ済みの食材・調味料がセットになったミールキット
5,000円〜1万円
・おいしいものセレクトコース
旬の野菜や珍しい野菜、季節の食材など
4,000円〜6,000円
・ちゃんとOisixコース
野菜を中心に3~5日分の食材とレシピがセットになった晩ごはん食材セット
5,000円〜1万円
※日数分や人数分が選べたり、自分でカスタマイズもできるため価格に大きな幅があります
定期ボックス会員
の送料
<本州>
6,000円~:0円
4,000円~:200円
~3,999円:600円
最低お届け回数 なし
入会費・年会費 無料
お届けまでの流れ ①毎週木曜日に定期ボックスが用意された連絡が届く
②Web上で定期ボックスの食品の削除や追加
③指定日に配送
公式サイト オイシックス
備考 ・お試しセットの販売あり
旬の野菜や牛乳や卵、献立キットがセットになって1,980円(税込・送料無料)

オイシックスのお試しセットを購入したので下記の記事にレビューをまとめています。

 

農薬の危険性について

おすすめの無農薬/有機野菜の宅配サービスをご紹介してきましたが、ここからは農薬の危険性についてお話します。

農薬は見えないので意識しづらいですが、調べてみると知らなかった現状が見えてきます。

農薬大国である日本の野菜栽培の現状

トマト

日本は単位面積当たりの農薬使用量が、中国、韓国に続き世界3位の農薬大国であることをご存知でしょうか?

温暖多湿な環境のため病害虫が発生しやすいため、農薬の使用量が多い国なのです。

 

少しデータは古いですが、2009年に福岡県が発表した普通栽培の野菜の農薬散布回数は以下の通りです。

  • きゅうり:56回
  • トマト:54回
  • なす:59回
  • いちご:63回

これは、各県でも同じような現状です。

栽培期間中に何十回もの農薬が使用されていることに驚いてしまいます。

 

そして、日本で最も使用量が多い農薬が有機リン系農薬

EUでは原則禁止されている農薬の空中散布が、野放しでおこなわれている現状です。

 

また近年、使用量が増えてきているのがネオニコ系農薬。1990年代から使用が増えてきている比較的新しい農薬です。

 

これらの農薬について説明したいと思います。

有機リン系農薬

有機リン系農薬は、1930年代にドイツにて合成された殺虫剤です。

害虫の神経系のアセチルコリンエステラーゼの働きを阻害することにより、麻痺させ最終的に死亡させる殺虫効果のある農薬です。

 

日本では、1950年代に稲の主要害虫であるニカメイチュウの防除薬として使用され始め、現在では野菜や果物の栽培で使用されています。

有機リン系農薬の危険性

有機リン酸系の農薬は、慢性的に摂取することによって、

  • 低運動性
  • 筋肉硬直
  • 低体温
  • 精神機能障害
  • 記憶障害
  • 学習障害

を引き起こすと言われています。

有機リン系農薬は、神経毒性を持つ農薬でもあるのです。

 

EUでは、有機リン剤の使用は禁止されています。米国での有機リン剤の使用は認められていますが、日本で行われているの空中散布は原則禁止になっています。

 

ネオニコ系農薬

除草剤散布

水稲をはじめ野菜や果物などの農業だけでなく、林業やガーデニング、ペットのノミ取りなど様々な用途で使用されているネオニコチノイド(ネオニコ)系農薬

 

稲穂に対するカメムシ類の防除剤として、田んぼで大量に使用されます。全国でカメムシの発生予察調査が行われて警報が出されると、有人へリや無人ヘリでネオニコ系農薬が一斉に散布されます。

ネオニコ系農薬の危険性

ネオニコ系の農薬の危険性は、

  • 浸透性
  • 残効性
  • 神経毒性

があります。

浸透性があるため、根や葉や茎、果実に浸透し洗っても落とすことができません。

そして残効性といって、植物に農薬の効果が残るため、少ない量で効果が発揮できる特徴があるので、減農薬栽培として使用されている実情もあります。

 

有機リン系農薬同様に、神経毒性を持っている薬剤でもあります。

このネオニコ系農薬の影響で、水田に生息する多くの生き物が姿を消していると言われているのです。

 

ネオニコ系農薬の人への影響は、摂取許容量を守っていれば問題ないとされてきましたが、最近の研究では、

極微量を慢性的に体に取り込んでいくと、子どもの脳神経の発達に影響がある

ことがわかっています。

 

2012年には米国小児科学会が、

「農薬ばく露は小児がんのリスクを上げ、脳発達に悪影響を及ぼし健康障害を引き起こす」

という公式勧告を発表しています。

 

また、2015年には国際産婦人科連合が、

「農薬や環境ホルモンなどの有害な環境化学物質は、人の生殖、出産異常が増え、子どもの健康障害や脳機能の発達障害が増加している」

と警告しています。

ネオニコ系農薬の規制について

EUは2018年4月に、ネオニコ系農薬5種類のうち3種類の屋外の使用を禁止しています。

同じ年にはアメリカのカリフォルニア州では、ネオニコ系農薬の新規登録を認めない決定をしています。

 

世界的には規制が高まる中で、日本はネオニコ系農薬の残留基準値を緩和しています。

ネオニコ系農薬のアセタミプリドの残留基準値を、日本とEUで比べてみると以下の表のようになります。

ネオニコ系農薬のアセタミプリドの残留基準値

EUでは日本の600倍から5倍も規制が厳しいのです。

 

日本では2015年、さらに残留基準値が緩和され、

レタス、春菊:5ppm⇨10ppm (アセタミプリド)

ほうれん草:3ppm⇨40ppm (クロリアニジン)

と、農薬の残留基準値の緩和がすすんでいるのです。

 

日本の農薬規制の動き

日本の国全体としては、農薬残留基準値が緩和されている現状ではありますが、自治体レベルでは反対する動きもでています。

 

「小樽市&子どもの環境を考える親の会」では、ホームセンターを経営する企業4社へ、ネオニコ系農薬の販売中止を求める要望書を提出しています。

また、東京都三鷹市議会は2018年12月にネオニコ系農薬の規制強化を求める国への意見書の採択をしています。

同様の意見書は、埼玉県嵐山町・久喜市・吉川市・秩父市、東京都小金井市でも可決され、2019年には埼玉県横瀬町、長野県千曲市でも可決されています。

 

化学肥料にも要注意

実は野菜を育てるにあたって、農薬以外にも「化学肥料」が使用されています。

農薬は「有害な物質から野菜を守る」役割がありますが、化学肥料には「野菜に素早く豊富な栄養分を与える」ことができるのです。

化学肥料は畑にまくだけなので、育てる側からすると栽培がとても楽になるため、通常の畑では頻繁に使用されています。

 

しかし、この化学肥料にも食の安全の観点からみると懸念があります。

化学肥料は、植物の光合成に欠かせないクロロフィルに必要な、窒素を補填させるための肥料が多く利用されています。

 

ただ、化学肥料を過剰に与えてしまうと、作物の中で消費しきれない窒素分が、「硝酸態窒素」という形で野菜に残留します。

この硝酸態窒素は、肉などのタンパク質と食べ合わせた場合、ニトロソアミンという発ガン物質を生成することがわかっています。

 

有機野菜を選ぶ理由

野菜イメージ

ここまで日本の農薬の使用の現状や、どういった農薬が使用されているのか、そして農薬のリスクに付いてお伝えしてきましたが、その中で思うのは、

野菜は有機野菜がいい!

ということ。

 

ちなみに有機野菜とは、農林水産省が禁止する農薬を使用せず、決められた量以下の農薬しか使用せずに栽培された野菜のこと。

そのため、農薬をまったく使用していないわけではありません。

 

そうはいっても普通栽培の野菜よりずっと農薬の使用量は少ないので、購入するなら有機野菜を選びたいです。

 

日本では農林水産省が認める登録認定機関の認証を得た野菜しか「有機野菜」を名乗り、「有機JASマーク」をつけて販売することができません。

たとえ農薬を一切使用していなくても、有機野菜を名乗って販売することができないのです。

 

この認証を受けるにはたくさんの書類や手間のかかる申請が必要なため、小さな農家などでは取得が難しい認証でもあるのです。

でも実際には有機野菜の認証を受けなくても、無農薬で野菜を育てている農家はたくさんあります。

 

最初にご紹介した野菜宅配サービスはそんな農家さんのつくった野菜を届けてくれるサービスです。

お値段は高めですが、家族と自分の健康のために無農薬/有機野菜を選択するのはいかがでしょうか。

 

無農薬野菜とは

参考として「無農薬野菜」についても触れておきます。

無農薬野菜は、その名称のとおり農薬を一切使用せずに育てられた野菜です。

 

ですが、農水省が作成した表示のガイドラインでは、「無農薬」という表記は消費者に、優良誤認を招く可能性があるため、原則的に無農薬の表示は禁止されています。

 

しかし、農園によっては化学肥料も、農薬も一切使用せずに野菜を育てているところもあります。

そういった販売者も基本的には「無農薬」を表示できません。

ですが、「有機野菜」の定義にはもちろん含まれるので、農薬を一切使用していないにも関わらず、「有機野菜」に分類されてしまうのです。

 

有機野菜と一言で言っても、実際は農薬が使用されている野菜もあれば、農薬を一切使用していない野菜もあるのです。

 

ご自身がどこまで「農薬や化学肥料」を排除したいか、によって選ぶ野菜は変わってきますが、「有機野菜だから安心」と思ってしまわずに、栽培方法を理解して購入することができるとよいですね。

 

まとめ

オーガニック野菜の定期宅配サービスのご紹介と農薬の危険性についてお伝えしてきました。

オイシックスさんは有名な宅配サービスですが、野菜の農薬使用状況に関しては「極力使用しない」というスタンスですね。

農薬の使用状況にこだわりたい方にとっては、

  • ココノミ
  • 坂ノ途中
  • 無農薬野菜のミレー
  • 秋川牧園

がおすすめです。

 

お野菜以外の無添加食品も一緒に購入したいなら、

  • 秋川牧園
  • 食べチョクコンシェルジュ
  • オイシックス

野菜も含めたオーガニックや無添加の食品をお試しセットで気軽にはじめてみたいという方は、

  • 秋川牧園
  • オイシックス

がおすすめ。

 

ちなみに野菜の定期宅配サービスでは、土がついたままの野菜が丸ごと届きます。(ちゃんと土を落としてくれるところもあります)

下処理が面倒な方は、カット野菜に亜硝酸塩水などを利用していないオイシックスさんはおすすめです。

 

食の安心安全を大切にしている方の参考にしていただけたら幸いです。

 

★無添加やオーガニックのおすすめ調味料や食品を下記のページにまとめています。

オーガニック野菜
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