
こんにちは。
閲覧いただきありがとうございます。
私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。
「無添加」の食品を見つけるのは意外に難しいので、「無添加食品」を日々探し求め、見つけては記事にしています。
この記事はこんな方向け
- サラダ油の危険性について知りたい方
- 無添加のお菓子・食品を探している方
- 食の安全を大切にしている方
様々な「無添加食品や商品」をまとめた記事です。添加物や化学合成物質が気になる方は、是非ご覧ください↓
サラダ油は危険なのか
私は日々、「食品添加物」をできるだけ摂取しないような食生活を送っています。
無添加生活を始めて以来、ネットなどで「食品添加物が入っていない食品」を探していると、様々な食品の「危険性」についての記事に触れることがあります。
そこで気になり始めたのが、「油」の話です。
母親から「サラダ油は体に良くないらしい」という情報は聞いたことはありましたが、「なぜ良くないのか?」が理解できていませんでした。
そして、結婚して料理を始めたことをきっかけに、いろいろと調べてみることにしました。
いまでは美容と健康に良い、自分の使い方に合った油を選択して毎日料理をしています。
これまで様々な無添加食品をご紹介してきましたが、この記事では、「無添加」食品ではなく、美容と健康のための「油の選び方」についてお伝えしたいと思います。
「油」とは
まずは「油」について説明します。油の主成分は「脂肪酸」です。
脂肪酸は、
- 飽和脂肪酸
- 不飽和脂肪酸
の2つの種類に分かれます。
飽和脂肪酸とは
バター・脂身の多い肉・ソーセージなど動物性の脂に多く含まれていて、常温では固体になる脂肪酸です。
体内で悪玉のLDLコレステロールを増やす作用があるため、摂りすぎると動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす危険性があると言われています。
不飽和脂肪酸とは
常温で液体のものが多く、体内で固まりにくいため、血中の中性脂肪やコレステロール値の調整をする働きを持っています。不飽和脂肪酸はさらに2種類に分かれます。
■一価不飽和脂肪酸
オメガ9脂肪酸のことで、主な脂肪酸はオレイン酸があげられます。血中の悪玉コレステロールを低下させることができるため、摂取することにより循環器系疾患を減らすことができると言われています。
➡オリーブオイル、キャノーラオイル、パーム油、米油など
■多価不飽和脂肪酸
人間が体内で合成できない脂肪酸で、食事などで摂取する必要があります。必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」にわかれますが、高血圧の予防や血中のコレステロールの低下させる効果があります。
- オメガ3脂肪酸:主な脂肪酸はリノレン酸やEPA・DHA
☞くるみ油、亜麻仁油、えごま油など
- オメガ6脂肪酸:主な脂肪酸はリノール酸
☞コーン油、ひまわり油、ごま油、大豆油など
上記のことを踏まえると、主成分が「飽和脂肪酸」の油ではなく、「不飽和脂肪酸」の油を選ぶことが、美容と健康には良いということが見えてきたと思います。
ではサラダ油はどのような油なのでしょうか。
サラダ油の危険性
サラダ油はJAS(日本農業規格)にて以下の原材料と規定されています。
●菜種
●綿実
●大豆
●ごま
●ひまわり
●トウモロコシ
●ベニバナ
●ひまわり
●米
●落花生
このうち2種類以上を混ぜたものを「調合サラダ油」と呼びます。大手メーカーのサラダ油はおおよそ「調合サラダ油」です。
上に記載したサラダ油の原材料となる油は、体に良いとされる「不飽和脂肪酸」の油です。
では「サラダ油」は安全なのか?というとそうではありません。
サラダ油の危険性には、
「製造過程の危険性」と
「原材料の危険性」の
2つがあるのです。
製造過程での危険性
サラダ油は精製過程で何度も熱処理が加えられます。その際に「ヒドロキシノネナー」という物質が発生します。
この物質は、血液中に高濃度で存在すると毒性を示してしまいます。DNAの損傷を引き起こし、細胞が壊死してしまうのです。
また神経疾患や動脈硬化、がんなどを引き起こす可能性もあります。
そして、油に熱処理を加えることによって生成されてしまう「トランス脂肪酸」も、健康を考えるうえで避けたい成分です。
WHO(世界保健機関)のレポートにより、心臓疾患のリスク増加との強い関連が報告され、また摂取量は全カロリーの1%未満にするよう勧告されています。また2018年5月にWHOは、マーガリンなどに含まれる「トランス脂肪酸」を2023年までに世界の食品から一掃することを目指し、段階的な戦略を発表。アメリカではすでに飲食店に対しトランス脂肪酸の上限を法規制しています。
油に熱処理が加えられることによって、健康を害する成分が発生してしまうという点でサラダ油は「危険」と言われているのです。
原材料の危険性
一般的な調合サラダ油の原料は、菜種(キャノーラ)や大豆を使用していますが、これらは海外から輸入されています。
そして、その「菜種や大豆」は遺伝子組み換えされた品種である可能性が高いのです。遺伝子組み換えを行った菜種や大豆は安価ですが、「発がん性」があると言われているのです。
従来の品種を新たな遺伝子的組み合わせを持つように改良した作物。作物の害虫への耐性を強くしたり、乾燥に強くしたりなど、育てやすい作物にするために遺伝子を操作しているのです。日本では遺伝子組み換え作物の栽培は禁止されていますが、アメリカなどの海外では許可されている国もあります。
遺伝子組み換え食品の割合が高いアメリカでは、遺伝子組み換え食品の出現とともにがんや白血病、アレルギーなどの慢性疾患が急増し、その有害性が懸念されています。主にトウモロコシや大豆などで遺伝子組み換えが行われています。
また、海外で栽培中に使用される農薬についての安全性も問われています。
油の選び方
これまで説明してきた通り、油は加熱をすると「危険物質」を発生してしまいます。
また、「油」は空気に触れたり熱を加えたりすることにより「酸化」が進みます。
酸化が進むと「過酸化脂質」が発生し、この物質は動脈硬化を引き起こすと言われています。
そして、空気による「酸化」よりも、加熱による「酸化」の方が、酸化をより早めてしまうのです。
油は「熱に強い油」と「熱に弱い油」に分かれます。
ごま油・ひまわり油・こめ油・ココナッツオイル・オリーブオイル・ピーナッツオイルなど
オメガ3脂肪酸の油(くるみ油・亜麻仁油・えごま油など)
加熱による「酸化」の影響を最小限にとどめるためにも、加熱調理をする際は「熱に強い油」を選ぶ必要があります。
「油」は用途によって使い分ける必要があるのです。
間違っても最近話題のオメガ3脂肪酸の熱に弱い油を、「健康にいいらしい」という情報だけで炒め物などに使用してはいけません。
酸化の進んだ有害物質に変わってしまいます。
主な「油」の特徴
「油」は正しく摂取すれば栄養素がたくさん得られる食品でもあります。ここで主な油の、美容と健康の観点から見た特徴をお伝えします。
ごま油
不飽和脂肪酸の一種で、コレステロール値を下げる効能のある「リノール酸」「リノレン酸」や、抗酸化作用のある「ビタミンE」も多く含まれています。またごまの成分で有名な「セサミン」にも抗酸化作用やコレステロールを下げる効能もあります。
こめ油
「スーパービタミンE」という抗酸化作用が強い成分が含まれていたり、「植物ステロール」という血中コレステロールを下げる効果のある成分も含まれています。
オリーブオイル
悪玉コレステロールを下げる効果や整腸作用のある「オレイン酸」や、強力な抗酸化作用を持つ「ポリフェノール」を豊富に含んでいます。また「葉緑素」という抗酸化作用・殺菌作用・抗炎症作用を持つ成分も含まれています。
えごま油
「オメガ3脂肪酸」に該当し、体内でDHAやEPAに変化する「αリノレン酸」という成分を豊富に含まれています。この成分には美肌効果、血管強化、認知症予防、うつ病改善、視力回復など様々な美容と健康効果が含まれています。
亜麻仁油
こちらも「オメガ3脂肪酸」に該当し、効能はえごま油とほとんど一緒です。亜麻仁油の食物繊維に効果的な便秘改善効果があると言われています。
自分が「効果を得たい効能」を持っている油を選ぶことが大切です。
私が使用している、風味が良く使い勝手の良い油のおすすめも、下記の記事にまとめていますので参考までにご覧ください。
まとめ
「油」は毎日の食卓で必ず使用するので、こだわって質の良いものを選びたいものですね。
これまで述べてきたように安価なサラダ油は、安心して食するには疑問が残ります。
この記事を読んでくださる方々が、油を購入する際の参考にしていただければ幸いです。
「無添加の調味料や食品」のおすすめを、こちらのページにまとめています。