こんにちは。
閲覧いただきありがとうございます。
私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。
「無添加」の食品を見つけるのは意外に難しいので、「無添加食品」を日々探し求め、見つけては記事にしています。
この記事はこんな方向け
- 食の安全性を気にしはじめた方
- 無添加主義、オーガニック主義の方
- 美容と健康のために今できることを探している方
★さまざまな「無添加食品や商品」をまとめた記事です。添加物や化学合成物質が気になる方は、ぜひご覧ください↓
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無添加を謳っている食品
スーパーでたまに見かける「無添加」と記載された食品たち。
私も「食品添加物」を気にしていない頃はその「無添加」の表記を見ただけで
「これは健康的な食品なんだ」
と思っていました。
そして、どんな原材料が使用されているかを確認せずに、「体によさそう」と思って購入していました。
しかし食品添加物を気にしはじめるようになってから、「無添加」と記載された食品のパッケージに記載されている「原材料」をきちんと見てみました。
そうすると見慣れない原材料の名前が記載されていることに気づきました。
その原材料を「何だろう?」と思って調べてみると、食品添加物ではないものの、化学的に合成されたものだったのです。
「食品添加物」は化学合成された物質とそうでないものに分かれていますが、「化学合成されている」のに食品添加物に指定されていない物質があるのです。
つまり、「無添加」と記載されている食品は、食品添加物に指定されていない食品でつくられているだけであって、必ずしも安心できる原料が使われているとは限らないのです。
「化学合成された物質」が悪いと言っているわけではありませんが、調べてみると安心して口にできるばかりものばかりではないのです。
そこで今回の記事では、無添加の食品のご紹介ではなく、「食品添加物」には指定されていませんが、安全性に懸念の残る化学合成された成分についてお話したいと思います。
食品添加物ではない化学合成された食品とは?
私の思う「食品添加物」には指定されていませんが、安全性に懸念のある成分は5つあります。
それが、
- 酵母エキス
- たんぱく加水分解物
- マーガリン・ショートニング
- ぶどう糖果糖液糖
- 還元水飴
です。それぞれについて説明します。
酵母エキス
パッケージに「無添加」と記載された食品に、頻繁に登場するのが「酵母エキス」です。
酵母エキスは、うま味をだすための成分のことで、役割としては調味料(アミノ酸等)と一緒です。
調味料アミノ酸等を使用せずに、この酵母エキスを使用して旨味を出している食品はとても多いです。
酵母エキスを避けた方が良いと思っている理由は、
- 原料の酵母がどんなものであるか
- 製造過程
です。
原料には、天然酵母を使用して安全に作られているものもあるそうですが、日本ではビールの製造過程で出る酵母の残りカスを使用しているといわれています。
また酵母エキスの製造過程には、塩酸や水酸化ナトリウムを使用したり、工業的につくられていたりもするそう。
原材料欄には「酵母エキス」とした表示されないので、原料や製造過程が明瞭ではないため、避けた方が安心は安心ですよね。
同じく、
- かつおエキ
- チキンエキス
- ポークエキス
などの「○○エキス」系も実は不安が残る成分なのです。
エキスの抽出方法は食品メーカーによってさまざまで、薬剤を使用して抽出している場合もあれば、添加物を混ぜている場合もあるそう。
ただ、薬剤や添加物を使用せずに煮出すことで、抽出している場合もあるそうなので、一概にすべてのエキス系がそうだとは言えないません…。
ただ、あまりにもこだわりすぎると、食べるものって本当になくなってしまうので、
あまり気にしすぎないようにしたいですよね。
酵母エキスやなになにエキス系は、完全無添加生活を求めるなら、避けた方がよいかもです。
ちなみに私は、つくられた旨味成分に慣れてしまうことを避けたいので、酵母エキスは避けていますが、○○エキスが入っている商品は買うこともあります。
たんぱく加水分解物
もうひとつ、パッケージに無添加と記載された食品に使われがちな、旨味成分があります。
それが、
たんぱく加水分解物
です。
たんぱく加水分解物も酵母エキス同様で、原料のタンパク質は、加工肉の残りカスだったり、大豆油の絞りカスだそう。そこに強い塩酸を加えて加水分解をしています。
原料への不安、製造過程への不安が残るので、安心して口にするには懸念が残る成分です。
一緒に生成される化学物質に発がん性の心配があり、人体へ悪影響をもたらすのではないかと懸念されています。
マーガリン・ショートニング
続いては、「マーガリン」と「ショートニング」です。
どちらも「無添加」を売りにしたお菓子やパンに使用されていたりします。
マーガリンは精製した油脂に発酵乳・食塩・ビタミン類などを加えて乳化し練り合わせた加工食品で、その製造過程で水素付加をしていたり、工業的につくられています。
ショートニングも植物油を原料として水素を添加して工業的に作られた成分です。
マーガリンやショートニングをなぜ摂取を控えている人がいるかというと、(私も避けていますが)
その成分の中に「トランス脂肪酸」が含まれているからです。
この他にも肥満やアレルギー性疾患の関連も認められているので、できれば避けたい食品なのです。
たくさんの量を摂取しなければ安心という声もありますが、私は避けられるなら避けたいと思っているので、避けています。
マーガリンやショートニングを使用していなくてもおいしい食品はたくさんありますからね。
ぶどう糖果糖液糖
別名異性化糖と呼ばれている甘味料。
砂糖よりも価格が安く簡単に甘みをつけられるため、甘味料としてお菓子などの加工食品に多用されています。
原料はじゃがいもやとうもろこしのでんぷん。これらに水とα-アミラーゼという酵素を加えて加熱したあと、グルコアミラーゼという酵素の力でぶどう糖の液をつくり、グルコースイソメラーゼという酵素を反応させてつくられます。
食の安全の観点から懸念されるのは、原料のとうもろこしが遺伝子組み換え作物である可能性が高いということと、分解された果糖をそのまま吸収することにより、異常なほど血糖値が上昇してしまうことです。
従来の品種を新たな遺伝子的組み合わせを持つように改良した作物のことです。
遺伝子組み換え食品の割合が高いアメリカでは遺伝子組み換え食品の出現とともにがんや白血病、アレルギーなどの慢性疾患が急増し、その有害性が懸念されています。日本での栽培は禁止されています。そのため食品の「原材料欄」には「遺伝子組み換えではない」とわざわざ記載してある食品が多いのです。
ちなみに異性化糖製品は次のように分類されます。
- ブドウ糖果糖液糖
果糖含有率(糖のうちの果糖の割合)が50%未満 - 果糖ブドウ糖液糖
果糖含有率が50%以上90%未満 - 高果糖液糖
果糖含有率が90%以上 - 砂糖混合異性化液糖
上記の液糖に10%以上の砂糖を加えたもの
異性化糖は食品の原材料欄に表示される際に、いろいろな名称で記載されるので「これ大丈夫なんだっけ?」とわからなくなってしまうこともあると思いますが、
「ぶどう糖○○」
と記載があったら避けた方がよさそうです。
コーンスターチ・デキストリン
添加物ではありませんが、原料がとうもろこしのでんぷんを使用していることで、
「遺伝子組み換え作物が使用されているのではないか?」
と懸念されている成分があります。
それが、コーンスターチとデキストリンです。
どちらも加工食品にはよく使用される成分です。
最近では、コーンスターチはあえて食品の原材料欄に()書きで「遺伝子組み換えでない」と記載されていたりもします。
遺伝子組み換え作物のリスクが気になる方は避けているようです。
還元水飴
水飴に水素を添加して製造された化合物で低カロリーの甘味料。
水飴から酵素が奪われることで水飴の成分であるマルチトールやソルビトールが還元水飴の成分に含まれています。
「ソルビトール」は食品添加物に該当しますが、原材料には「還元水飴」の表記のみでよいのです。
参考:たべるご 還元水飴とは
ソルビトール
ブドウ糖を還元してできる糖アルコールのことで甘味料として使用されます。
また保湿性や安定性があるため生菓子や冷凍の魚などにくわえると品質が変わりにくくなります。
過剰摂取しない限り危険性はありませんが、過剰摂取するとおなかが緩くなり腹痛や下痢を引き起こすことがあります。
また細胞中に溜まりやすい性質があるため高血糖の糖尿病の人は合併症を起こすリスクがあるとされています。
「還元水飴」は名前だけだと安全そうな食品に見えますが、その陰には「ソルビトール」という食品添加物が潜んでいるのです。
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上記の5つは、「無添加」と記載された食品の原材料によく見かけます。完全に危険だという食品ではありませんが、完全に安心できる食品ばかりではないようです。
ネット調べた情報なので正確な正しい意見とは言えませんが、口にする食品にどんな「危険性」があるのかは知っておいた方が良いのではないでしょうか。
まとめ
「無添加」と記載されていても「化学的に合成された物質」が入っている食品はたくさんあります。
特に「たんぱく加水分解質」や「酵母エキス」はうま味成分として、さまざまな食品に含まれています。
そして、これらが入っていない「完全に無添加」の食品はとても少ないのです。
「完全に無添加」の食品ばかりを選んでいると、毎月の食費がかなり高くなってしまいます。
また「酵母エキス」や「たんぱく加水分解質」の入っていない食品を探すのも大変な作業です。
そのため私も化学合成された物質が入った食品を買うこともあります。
ただ、自分や家族の「口に入る食品がどんなものなのか」をきちんと知ったうえで、購入する食品を選びたいものです。
無添加の調味料や食品について私が探し出して見つけた商品を、こちらのページにまとめています。参考までにご覧ください。