【無添加の罠】「酵母エキス」はなぜ嫌われる?安全性や避けるべき理由をわかりやすく解説

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【無添加の罠】「酵母エキス」はなぜ嫌われる?安全性や避けるべき理由をわかりやすく解説 無添加のはなし
ころ
ころ

こんにちは。
無添加生活15年、ブログ管理人のころです。

スーパーで「化学調味料無添加」と書かれた商品を見ると、ついつい手に取りたくなりますよね。「これなら子供にも安心!」と思って裏面の原材料を見てみると…

そこには「酵母エキス」や「たんぱく加水分解物」という文字が💦

「あれ?これって添加物じゃないの?」 「無添加って書いてあるのに、入っていてもいいの?」

そんなモヤモヤを抱えたことはありませんか?

実はこれら、法律上は「食品添加物」には指定されていません。だからこそ、メーカーは堂々と「無添加」と書くことができるのです。

でも、「法律上の分類」と「私たちの身体がどう感じるか」は別の話

この記事では、無添加生活を15年続けている私が、多くの「なんちゃって無添加」商品に使われている「酵母エキス」や「うま味成分」の正体について、わかりやすく解説します。

「絶対に食べてはいけない!」と怖がらせるつもりはありません。ただ、**「何が入っているかを知った上で選ぶ」のと「知らずに食べる」**のとでは、大きな違いがありますよね。

正しい知識をつけて、スッキリとした気持ちで食品選びができるようになりましょう!

 

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そもそも「酵母エキス」って何?添加物じゃないの?

まず結論から言うと、「酵母エキス」は食品添加物ではありません。 厚生労働省の分類では、醤油や昆布エキスと同じ「食品」として扱われています。

これが、「化学調味料(アミノ酸等)無添加」と書かれたパッケージに、酵母エキスが堂々と入っている理由です。

 

なぜ「酵母エキス」が使われるの?

これまで旨味を出すために使われていた「グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)」のイメージが悪くなったため、その代わりとして使われるようになったのが背景にあります。

  • メーカーの言い分:「添加物ではなく、食品(エキス)で旨味を出しています!」

  • 消費者の本音:「でも、人工的に抽出された強い旨味であることに変わりないよね……」

ここに、メーカーと私たちの感覚のズレがあるんですね。

 

「酵母エキス」を避ける人が気にしている3つの不安

酵母エキスの製造工程の図解イラスト。ビールの残りカス(廃酵母)を塩酸で酸分解し、中和・ろ過を経て酵母エキス(うま味成分)が作られる流れを示している。

「食品なら安心じゃない?」と思うかもしれませんが、多くの無添加愛好家が酵母エキスを避けるのには、きちんとした理由があります。

1. 原料への不安(ビールの残りカス?)

酵母エキスの原料は、文字通り「酵母」です。天然の酵母を培養しているものもありますが、一般的にはビール製造の過程で出る「廃酵母(残りカス)」を利用していることが多いと言われています。

本来廃棄されるものを再利用するのはエコですが、「食品の残りカスから抽出したもの」と聞くと、少し抵抗を感じる方もいるかもしれません。

 

2. 製造工程への不安(薬品抽出)

ここが一番の懸念点です。酵母から旨味成分を抽出する過程で、以下のような方法が取られることがあります。

  • 酸加水分解法 塩酸などの強い酸を使って分解する

  • 酵素分解法 酵素を使って分解する

昔ながらの「煮出して出汁をとる」といった工程とは異なり、化学的な処理を経て作られている場合があるため、「これって本当に自然な食品と言えるの?」という疑問が残ります。

 

3. 味覚への影響(強すぎる旨味)

味覚への影響を比較したイラスト。左側は「酵母エキス・たんぱく加水分解物」による「ガツンとくる強い旨味」が舌を強く刺激している様子。右側は「天然だし(昆布・かつお)」による「素材本来の繊細な旨味」が優しく漂っている様子。「強い味に慣れると、繊細な味が分かりにくくなる?」という問いかけの文字がある。

酵母エキスの旨味は非常に強力です。 これに慣れてしまうと、昆布やカツオなどの「素材本来の繊細な出汁の味」を感じにくくなる可能性があります。特に味覚形成期のお子さんには、なるべく自然な味を覚えてほしいというのが親心ですよね。

 

もう一つの隠れキャラ「たんぱく加水分解物」

酵母エキスとセットでよく見かけるのが「たんぱく加水分解物」です。 これも法律上は「食品」ですが、酵母エキス以上に懸念の声が多い成分です。

塩酸でタンパク質を分解?

肉や大豆(多くは脱脂加工大豆などの残りカス)に含まれるタンパク質を、塩酸を使って分解し、旨味成分を作り出します。 この製造過程で、発がん性が疑われる物質(クロロプロパノール類)が微量に生成される可能性が指摘されています。

もちろん、国による基準値は設けられていますが、「塩酸で分解して作った旨味」を、あえて積極的に摂りたいと思う人は少ないのではないでしょうか。

 

「〇〇エキス」なら安心?

  • カツオエキス

  • チキンエキス

  • ポークエキス

これらもよく見かけますよね。「カツオなら安心!」と思いがちですが、これらも家庭で煮出す出汁とは違い、薬剤を使用したり、保存料を添加したりして抽出・濃縮されている場合があります。 (※もちろん、純粋に煮出しただけの良質なエキスもありますが、原材料名からは判断が難しいのが現状です)

 

無添加生活、どこまで気にするべき?

ここまで読むと、「もう何も食べられない!」と怖くなってしまったかもしれません。 でも、大丈夫です。

100%避けるのは至難の業

正直なところ、現代のスーパーで「酵母エキス」や「たんぱく加水分解物」が入っていない加工食品(お菓子、レトルト、ドレッシングなど)を探すのは、添加物を探すよりも難しいことさえあります。

完全に排除しようとすると、食費が跳ね上がったり、食べるものがなくなってストレスが溜まってしまいます。

ころのマイルール

私自身、かつては全身のじんましんを治すために徹底除去していましたが、現在は**「基本は避けるけど、たまにはOK」**くらいのスタンスです。

  1. 基本の調味料(醤油・味噌・塩)は本物にこだわる ここを変えるだけで、料理に「エキス」を使わなくても美味しくなります。

  2. 「化学調味料(アミノ酸等)」よりはマシと考える どうしても加工品を買う時は、優先順位をつけます。

  3. 知って選ぶことが大事 「無添加だと思って騙された!」ではなく、「酵母エキスが入ってるけど、今日は便利さを優先しよう」と自分で選択権を持つことが大切です。

 

【番外編】酵母エキスだけじゃない!「無添加」の落とし穴3選

【番外編】酵母エキスだけじゃない!「無添加」の落とし穴3選

酵母エキスの他にも、パッケージに「無添加」と書いてあるのに、実は避けたい成分がいくつかあります。 これらは法律上「食品」に分類されるため、添加物としてカウントされませんが、健康を気遣うならチェックしておきたい成分です。

1. マーガリン・ショートニング

「無添加パン」や「無添加クッキー」によく使われています。植物油を加工して作られた人工的な油です。 心疾患などのリスクが懸念される「トランス脂肪酸」が含まれている可能性があるため、私はなるべく「バター」や「純正な植物油」を使っているものを選んでいます。

2. ぶどう糖果糖液糖(異性化糖)

ジュースやドレッシング、焼肉のタレなどに多用されている液体の甘味料です。砂糖よりも安価ですが、血糖値を急激に上昇させるリスクがあります。 また、原料のトウモロコシに「遺伝子組み換え作物」が使われている可能性が高いのも懸念点です。

3. 還元水飴

「水飴」と聞くと昔ながらの食材に見えますが、これは水飴に水素を添加して製造されたものです。 低カロリー甘味料として使われますが、製造過程で添加物(ソルビトールなど)に近い成分が含まれることも。自然な甘みとは少し異なる、加工された甘味料です。

 

まとめ:「無添加」の表記に踊らされないで

「無添加」と書いてあっても、それが「完全に自然な素材だけで作られている」とは限りません。

  • 酵母エキス・たんぱく加水分解物は、法律上は「食品」だが、化学的な操作が加えられていることが多い。

  • これらは「無添加」の商品にも頻繁に使われている。

  • 大切なのは、パッケージの表側だけでなく、裏側の「原材料名」を見るクセをつけること。

メーカー任せにするのではなく、私たち自身が賢くなって、自分や家族の健康を守る選択をしていきましょう。

「じゃあ、具体的にどの商品なら安心なの?」と思った方へ。 私が実際にスーパーや通販で探し回って見つけた、「原材料がシンプルな食品」をまとめた記事もぜひ参考にしてくださいね。

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