こんにちは。
閲覧いただきありがとうございます。
私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。
「無添加」の食品を見つけるのは意外に難しいので、「無添加食品」を日々探し求め、見つけては記事にしています。
・ベジタリアン、ヴィーガン、マクロビなどの
食に関する主義やスタイルについて知りたい方
・食の安全性を気にし始めた方
私は食に関して無添加主義を貫いています。ほぼマニアに近い状態で、食品添加物に関する本を読んだり、ネットで情報収集しながら知識を増やし、無添加の食品に関する情報をこのブログで発信しています。
こうして「食」に関して学んでいくうちに、だんだん気になってくるのが、無添加主義以外にも「食」には様々な主義・スタイルがあるということです。
食の主義・スタイルというと、「ベジタリアン」や「ヴィーガン」、「マクロビ」などがあげられますが、そういった食に関するスタイルは、それぞれどのような違いがあるのかを調べてみることにしました。
このブログを読んでくださる方々は「食品添加物」に配慮をしていたり、健康や美容につながる「食」に興味を持っている方が多いと思います。
そこで今回の記事では、食に関する主義・スタイルについて、私が学んだことをまとめておきたいと思います。
※ある程度わかりやすくするために端的にまとめている部分もありますのでご承知おきください
食の主義・スタイルの種類
食に関しては主に、以下の主義・スタイルに分かれます。
- ベジタリアン(菜食主義)
- ヴィーガン(完全菜食主義)
- マクロビ(玄米菜食主義)
- オーガニック主義(無添加主義)
ベジタリアンとは
「ベジタリアン」は日本語に訳すと「菜食主義」です。Wikipediaでは、「動物性の食品の全部または一部を避けること」と定義されています。
世界のベジタリアンの歴史
ベジタリアンの歴史は古く、紀元前6世紀の古代ギリシャ時代に哲学者であるピタゴラスが食肉を嫌い、「動物を殺すことは殺人に、食肉は食人に等しい」と考えたことが始まりといわれています。
19世紀に「ベジタリアン」という言葉が誕生するまでは、菜食主義者のことを「ピュタゴリアン」と呼んでいたそうです。
その後ヨーロッパでは、肉食を禁じないキリスト教が広がり、肉食が浸透していきましたが、
ルネサンス期になると、古代ギリシャの思想が改めて注目されるようになり、菜食主義が提唱されるようになりました。
特にレオナルドダヴィンチは、厳格な菜食主義者だったそうです。
一方、インドでは何千年も前から、宗教団体や哲学者により生き物を殺すことを禁止する行動規範(アヒンサー)が広められていたため、菜食主義が広く浸透しており、現在でも人口の4割がベジタリアンという菜食主義大国となっています。
日本の食の歴史
日本の「食」の歴史を紐解いてみます。
日本では弥生時代から稲作が始まり、植物性の食が重要視されていましたが、豚の飼育がされていた痕跡があったりと、古代から肉食の文化があったとされています。
しかし、奈良時代に天武天皇が「肉食禁止令」を発令したことにより、この頃からお米や魚を主食とするスタイルが確立されました。
「肉食禁止令」は、仏教における動物の殺生を禁止する教えがもとになっていますが、このほかにも、米作りのための方策で動物の肉を食べると稲作が失敗するという観念に基づくものであったともいわれています。
鎌倉時代には、禅宗の影響で動物性の材料を一切用いない精進料理が発達しましたが、明治時代になり西洋の食文化が日本でも受け入れられるようになり、肉食の文化が広がりました。
それでも明治末期ではまだ、肉類や魚介類の消費はごく限られていたそうです。
そして、戦後の日本ではアメリカ合衆国の農産物販売戦略の影響で、畜産物の消費量が増えることとなったのです。
ベジタリアンは健康上問題はないの?
ベジタリアンは、肉や魚などの動物性の食品に含まれるビタミンB12が欠乏しがちなために貧血になる恐れがあると指摘する研究があります。
また、多くのベジタリアンがたんぱく質が不足しがちであることも示唆されています。
ベジタリアンの中でも分かれる食のスタイル
べジタリアンの中には、動物性の食品(肉や魚、乳製品、卵)を一切口にしない人もいれば、肉は口にしませんが魚は口にする人、肉や魚は口にしませんが卵や乳製品は口にする人もいるため、ベジタリアンと一言で言っても食のスタイルには多様性があります。
ヴィーガンとは
「ベジタリアン」の中に「ヴィーガン」が含まれていて、ヴィーガンとはベジタリアンの中でも一番厳しい、「動物性の食品を一切口にしない」という食のスタイルのことを言います。
ヴィーガン主義の人々は肉や魚、卵や乳製品以外にも、はちみつなどの動物から採取される一切の食品を口にすることがありません。
マクロビオティックとは
マクロビとは「玄米採食主義」のことを言います。
玄米や全粒粉を主食とし、主に豆類、野菜、海草類、塩から組み立てられた食事をとり、野菜、穀物、豆類などの農産物、海草類を食します。
そして、玄米や野菜などは有機農産物や自然農法により作られたものを食します。この他にも、
・砂糖は禁止
☞甘味は米飴・甘酒・甜菜糖・メープルシロップなどで代用
・出汁はうま味調味料は使用せずに、昆布や椎茸を使用
・野菜の皮や根も捨てずて、一つの食品を丸ごと摂取
など、ベジタリアンのように動物性食品を口にしないだけではなく、砂糖を禁止していたり、有機農産物を推奨していたりと、独自の理念があります。
マクロビにも、肉や魚は禁止という考えがあったり、量を控えれば食べても良いという考えもあったり様々です。
マクロビの歴史
実はマクロビは日本が発祥であることをご存知でしょうか。
日本の従来の食養に、桜沢如一さんによる「陰陽論」を交えた食事法を、久司道夫さんがアメリカでクシ・マクロビオティックとして確立したのが始まりです。
その後、アメリカではオーガニックや自然食のブームが起こり、世界中へ浸透していったのです。
日本での「マクロビブーム」の火付け役は、世界の歌姫のマドンナで、マドンナが来日した際に「マクロビを実践している」と発言したことから、日本でブームとなりました。
オーガニック主義(無添加主義)とは
無添加主義とは、人間の手によって化学的に合成された食品添加物を使用した食品を避ける食のスタイルのことを言います。
私は無添加主義に該当します。
また、無添加の食品を選びつつ、化学合成された肥料や農薬などを使用していない穀物や野菜を選択する食のスタイルがオーガニック主義に該当します。
マクロビオティックは、「有機(オーガニック)の食品」を取ることを勧めているので、無添加主義にかなり近いです。
ただ、無添加主義は動物性の食品を控えてはいないので(私もお肉を食べます)、そこが大きく違う部分ですね。
考察とまとめ
私は、ベジタリアンは近代になって提唱された食のスタイルかと思っていましたが、実はベジタリアンの歴史がとても長いことを知り驚きました。
また、菜食主義を選択する理由には、健康のためという理由の他にも、動物に対する畏れや敬愛があることを知りました。
人間は太古の昔から狩りをおこない、動物を食料としてきています。そして、弱肉強食は顕著な例で言えばサバンナなどの動物の世界でも行われていることであるため、完全に肉食を否定することは出来ません。
ですが、現在の食肉用の家畜の育て方や食肉処理の仕方を知ると、これが本当に正しいあり方なのか?と疑問に思ってしまうことがあります。
私は子供のころから、何も考えずにお肉を食べてきてしまいましたが、大人になった今、改めて食に関することを学び、これからの食に関して見直さないといけない思い始めました。
また、このブログを通して知り合った方で、玄米菜食を続けることにより、乳がんを克服することができた方もいます。
「ガンは自分で作ったものだから、西洋医学に頼らず、自分の力(食事療法)で治すことができる」そうです。食事の力がここまで偉大だということも知ることができました。
今すぐに一切の動物性の食事をやめることは難しいです。
ですが、動物にとって良い環境で育てられたお肉を選ぶようにしたり、お肉を頂くときは動物に感謝をしながら頂き、食べものを残したりしないように、そして、出来るだけお肉の摂取を控えるような食事をしていきたいと思うようになりました。
また、無添加の考え方はマクロビに近いものがあるので、これからはマクロビの勉強を深めつつ、マクロビオティックを実践していきたいとも思っています。