こんにちは。
閲覧いただきありがとうございます。
私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。
このブログでは無添加食品をご紹介していますが、最近では無添加食品に限らず、オーガニック野菜や砂糖フリーなど、食の安心安全に関する記事も更新しています。
この記事はこんな方向け
- 料理をする際に砂糖の使用をやめたいと思っている方
- 砂糖の代替品を探している方
- 美容と健康のために今できることを探している方
★スーパーやコンビニで買える無添加の調味料や食品をこちらのページにまとめています。
健康志向の高まっている昨今、美容や健康を気にしている人にとって、砂糖は
「できるだけ避けるべき食品のひとつ」
と認識している方は多いと思います。
無添加主義の私も、できるだけ「砂糖」を摂らないように生活をしています。特に白砂糖。
※白砂糖を避けるべき理由については下記の記事で説明しています。
そうはいっても、やっぱり甘いものは大好きで、チョコレートやケーキを完全に食生活から排除するのは辛すぎるので、せめて自宅でつくる料理には白砂糖を使用しないようにしています。
白砂糖の代替品として、粗糖やはちみつを使っていましたが、ついに美容と健康面で最強の代替品を見つけることができました。
それが「糀(こうじ)甘酒」です。
お料理では砂糖の代わりはもちろんのこと、
- みりん
- 料理酒
の代わりにもなるスグレモノでした。
しかも糀甘酒は、飲む点滴と称されるほど栄養満点。
この記事では、糀甘酒の魅力と、おすすめの無添加の糀甘酒をご紹介したいと思います。
糀甘酒とは
糀(こうじ)甘酒は、
- 麹(こうじ)甘酒
と表記されることが多いですが、炊いた”ご飯”に”米こうじ”と”水”を混ぜて、発酵させたものです。
糀甘酒は、江戸時代には庶民の飲み物として定着していて、甘味としても重宝されていました。
ですが、現代では砂糖が安く手に入るようになったため、糀甘酒が甘味として使用されることはほとんどありません。
「甘酒」というと、初詣の神社で振舞われる、甘くておいしい甘酒をイメージする方も多いと思いますが、こちらは日本酒の製造過程でできる酒粕を水で溶いて砂糖を加えた「酒粕(さけかす)甘酒」です。
若干のアルコールも含まれています。
”糀甘酒”と”酒粕甘酒”。
同じ甘酒でも、原料やつくり方が違うのですね。
酒粕甘酒も栄養豊富ですが、砂糖の代替品として使うのに、砂糖が使用されていては意味がありません。
私が砂糖の代替品としておすすめしたいのは「糀甘酒」の方です。
糀甘酒は、発酵過程で原料であるお米のデンプンがブドウ糖という糖分に変わりるため、甘味を感じることができるのです。
砂糖ほどの強い甘味はありませんが、「砂糖大さじ1」が必要な料理であれば、「糀甘酒大さじ1」の量で、優しい甘味とコクを出すことができます。
糀甘酒に含まれる栄養素
先ほどもお伝えしましたが、糀甘酒は「飲む点滴」と言われるほどの栄養満点です。
有効成分としては、350種類以上もあり、これは砂糖のおよそ60倍です。
特に注目すべきは、人間の体内で生成することのできないビタミンB群。疲労の回復を促す効果があります。
お米がこうじによって発酵する際に、お米だった時よりもビタミンB群が3倍〜4倍にふくれあがります。
また、造血作用があり、胎児の先天異常を予防する働きのある葉酸も豊富に含まれています。
この他にも、便秘改善に効果的な食物繊維、血圧を下げる効果のあるペプチド、悪玉コレステロールを減らすレジスタントプロテインなど、有効成分をあげはじめたらきりがないほどです。
糀甘酒は発がんリスクを抑える
なんと糀甘酒には、発がんリスクを抑える効果があるとも言われています。
糀甘酒に含まれる「不溶性食物繊維」は、排便を促進する働きがあるため、腸内での有害物質の排泄や、有害物質を薄める効果があることにより、大腸がんのリスクを下げることができるそう。
ちなみに、同じ発酵食品である「味噌」には、発がん抑制効果があることが知られていて、味噌汁を1日3杯飲む人は飲まない人に比べて4割も乳がんのリスクが下がるという研究データがあります。
発酵食品の持つパワーってすごいですね。
糀甘酒の持つ美容効果
糀甘酒には、女性にうれしい美容効果もたくさんあります。
糀甘酒には血液をさらさらにして血液の質を上げてくれる効果があるといわれています。
血行が良くなれば、肌の色が明るくなりツヤも出てきますよね。
森永製菓の研究室が実施した甘酒に関するテストでは、
40代〜60代の女性に甘酒を朝晩2回1ヶ月継続して飲んでもらった結果、目の下のクマが明るくなったという実験結果が出ています。
糀甘酒には美肌効果もあります。
糀甘酒に含まれるアミノ酸は肌の保湿効果があり、グルコシルセラミドは肌の角質層に存在するセラミドの成分でもあります。
また、糀甘酒に含まれるアミノ酸の一種であるエルゴチオネインは、ビタミンEの700倍の抗酸化力があるため、アンチエイジングを協力サポートする成分として近年注目されています。
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糀甘酒の驚くほどの美容と健康パワーに驚いてしまいますね。
しかし、ビタミンB群などの栄養素は大量に摂取しても、体外に排出されやすい成分でもあります。
そのため、糀甘酒は毎日少しずつ、食事に取り入れて摂取することが大切なのです。
そこでここからは、おすすめの糀甘酒をご紹介したいと思います。
スーパーで探してみると、意外に食品添加物も使用されていない、米こうじとお米だけでつくられた「糀甘酒」って販売されていないのです…。
そんな中で私が見つけたおすすめはこちらです。
おすすめ無添加甘酒①無印良品
最初にご紹介するのは「無印良品」で買える「麹だけでつくった甘酒」です。
国産米を使用したシンプルな甘酒が無印良品で買えちゃいます。
●商品名:糀だけでつくった甘酒
●価 格:税込490円
●製造所:サクラみそ食品株式会社
●内容量:300g
●エネルギー:1袋あたり594㎉
●賞味期限:製造日から140日
●原材料:米こうじ(米(国産)、種麹)
そのまま飲むとお米の素朴な甘さで、シンプルな甘酒です。
チューブタイプなので料理の甘さ付けに使いやすいです。
おすすめ無添加甘酒②ぶんご銘醸
続いては、大分県にある酒蔵、「ぶんご銘醸」さんが販売している「麹の杜あまざけ」です。
私の利用しているスーパーで、ミニサイズが売っていたのでお試しで購入してみました。
●商品名:麹の杜
●販売社:ぶんご銘醸株式会社
●内容量:150g
●原材料:米、米こうじ
粒のない飲みやすいタイプの糀甘酒です。
同じ商品ではないですが、ぶんご銘醸がつくっている無添加の糀甘酒がAmazonや楽天市場、Yahooショッピングで購入可能です。
おすすめ無添加甘酒③マルコメ
続いては、お味噌を販売している「マルコメ」の「米糀からつくった糀甘酒」です。
●商品名:米糀からつくった糀甘酒 糀リッチ粒
●原材料:米、米こうじ
●内容量:1,000㎖
マルコメさんでは、上記の「リッチ粒」タイプと、粒タイプではない糀甘酒が販売されていますが、粒タイプではない糀甘酒には食塩が使用されています。
おすすめ無添加甘酒④オーサワジャパン
続いては、糀甘酒もオーガニックがいい!という方向け。
オーガニック食品で有名なメーカーさん「オーサワジャパン」の「有機玄米甘酒」です。
白米ではなく玄米を使用。しかも有機栽培の秋田県産の玄米を使用しています。
●商品名:オーサワの有機玄米甘酒(なめらか)
●原材料:有機玄米、有機玄米麹
●内容量:200g
上記は粒のないタイプですが、粒タイプも販売しています。
まとめ
正直にいうと糀甘酒は、そのまま飲むにはおすすめしません…。
甘味はもちろんありますが、飲んでて「おいしい!」と感じるものではないので、そのまま飲むなら青汁感覚?(おいしいと思って飲まない)で飲むとよいと思います。
私はお味噌汁に50㎖ほど入れたり、調味料として砂糖・お酒・みりんの代わりに使っています。
(お酒大さじ1なら糀甘酒も大さじ1・みりん大さじ1なら糀甘酒も大さじ1で代用できます)
お味噌汁に入れても味はほぼ変わりはありませんが、調味料として使ってみても糀甘酒の独特な味は残りません。
むしろコクが出て、いつもよりちょっとおいしい?と感じるくらいなので、普段の調味料を「糀甘酒」に変えるのは断然おすすめです。
このブログを読んでくださる方々の、安心安全な食生活の参考に少しでもなるのなら幸いです。
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この記事は下記の本を参考にしています。
前橋健二・あまこようこ著 「砂糖の代わりに糀甘酒を使うという提案