
こんにちは。
閲覧いただきありがとうございます。
私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。
このブログでは無添加食品をご紹介していますが、最近では無添加食品に限らず、オーガニック野菜や砂糖フリーなど、食の安心安全に関する記事も更新しています。
この記事はこんな方向け
- 砂糖がなぜ危険と言われるのか知りたい方
- どんな砂糖を選ぶと良いのか知りたい方
- 美容と健康のために今できることを探している方
★無添加の調味料や食品について、こちらのページにまとめています。添加物が気になる方の参考になれば幸いです。
白砂糖はなぜ危険と言われるのか
今回の記事は「無添加」に関するお話ではありませんが、「食の安全」という観点から「白砂糖」についてお話したいと思います。
「白砂糖は体に良くない」というお話は、食の安全を気にする方なら、一度は耳にしたことがあると思います。
私もじんましんをきっかけに食品添加物を調べるうちに「食の安全」を意識するようになりました。
そして、「白砂糖は危険」と言われていることを知ったのです。
ですが、「白砂糖」は何がどう危険なのか?が私自身よく分からなかったので、いろいろと調べてみました。
白砂糖については、ネット上には様々な見解があり、まとめるのは難しいですが私なりの解釈でシンプルにまとめてみました。
白砂糖とは
そもそも「白砂糖」とはどのような砂糖なのでしょうか。
白砂糖は、原料のサトウキビから抽出した「結晶」を、不純物を取り除いて「精製」し、純度を上げた結晶化したものです。
下記に記載する製造工程を見てもらえるとわかりやすいと思います。
白砂糖の製造過程
白砂糖の製造過程は、「原料糖」ができるまでと、「原料糖から白砂糖」になるまでの2段階に分かれます。
<原料糖(粗糖)>
- サトウキビを細かく砕いて汁を搾る
- 石灰乳を加えて加熱したんぱく質や無機質などの不純物を取り除いて結晶を作る
- 遠心分離器にかけて結晶を取り出す
※これが原料糖(粗糖)
参考:農畜産業振興機構 白い砂糖の真実、そして三温糖との関係
<原料糖から白砂糖へ>
- 原料糖に蜜を加えて表面についた不純物を蜜に移す
- 分離器で不純物が混ざった蜜ふとショ糖を振り分ける
- ショ糖を溶かし糖液にする
- 石灰を加え炭酸ガスを使って不純物を取り除く(精製)
- さらに活性炭やイオン交換樹脂を通し不純物を吸着させ取り除く(精製)→ファインリカー(透明の糖液)になる
- ファインリカーを加熱、濃縮してショ糖の結晶を作る
- 糖液を加えながら結晶を大きくする
- 分離器でショ糖の結晶と密に振り分ける
- 結晶を乾燥、冷却して出来上がったものが白砂糖
「原料糖」から「白砂糖」になるまで徹底的に不純物を取り除き、さらに「ショ糖」の結晶の上に「糖液」を加えて糖度を上げているのです。
つまり「精製」という工程を経ることによって、少ないながらも原料糖に含まれているミネラルやビタミンB1などの栄養素を失ってしまっているのです。
白砂糖の危険性
これまで記載したことをまとめると、「白砂糖」は栄養素の無い、糖度の高い成分であることが分かります。
そのため、体内に入った時の吸収が早くなり、その結果として、血糖値を急激に上げてしまうのです。
また、口にするとすぐに再度摂取したくなるという「依存性」の高い成分でもあることから、糖分の過剰摂取が引き起こされるのです。
これが「白砂糖」が危険と言われる所以なのです。
それでも甘いものはやめられない
しかし私は、危険性が高いことは分かっていても「甘いもの」はそう簡単にやめられないですよね…。
スーパーやコンビニで売っているお菓子に入っている「砂糖」は「白砂糖」です。
子どものころから食べてきた大好きなチョコレートやケーキを「全く食べない」ということはできません。(まさに白砂糖が依存性が高い証拠です)
そういう方は、多いのではないでしょうか。
そこで私が決めた「砂糖」との向き合い方をお伝えしたいと思います。
白砂糖の入っているお菓子を食べる量を減らす
最近では「健康志向」が高くなってきているので、値段は高いですが「白砂糖」を使用していないお菓子も見かけるようになってきました。
甘いお菓子が食べたくなった際は、こういうお菓子を選択するようにしています。
白砂糖を使用していないお菓子をまとめた記事はこちらです↓
「調味料」などにも白砂糖が入っていることがあります。
調味料もできれば「白砂糖」が使用されていないものを選ぶようにしています。
白砂糖を使用していない調味料をまとめた記事はこちらです↓
自宅での料理やお菓子を作る際には「白砂糖」を使用しない
自宅での料理をする際には「白砂糖」ではなく
- 原料糖(粗糖)
- 甜菜糖
- 黒糖
- はちみつ
を使用するようにしています。
栄養素は「黒糖」や「はちみつ」の方が多いですが、「黒糖」や「甜菜糖」はにおいも独特で味も強く出てしまうのと、はちみつは価格が高いため、私は「原料糖(粗糖)」を使うことが多いです。
<追記>
新しい砂糖の代替品を見つけました。「糀(こうじ)甘酒」です。
糀甘酒についての記事はこちらをご参考ください。
おすすめの原料糖(粗糖)
鹿児島県の喜界島で、さとうきび栽培から収穫・粗糖の生産までを一貫して行っている「高橋ソース」さんの「喜界島粗糖」です。
ミネラルを豊富に含み、良質な蜜分が残っており、煮物や煮付けなど深みのある味付け、お菓子作りの甘みと色付けに最適です。
●商品名:喜界島粗糖
●製造者:高橋ソース株式会社
●原材料:さとうきび
●内容量:700g
【味や使用感】
黒糖や甜菜糖と違ってニオイも少なく、また味のクセもありません。
ですがコクがあって、この粗糖を使用して料理を作ると、美味しくなるような気がして愛用しています。
調味料として使用するときは、白砂糖と違って溶けにくいですが、「体内への吸収」が遅くなる証拠だと思っています。
【価格や購入場所】
私はAmaznで購入しています。700g×2個で1,000円くらいなので「白砂糖」と比べるとかなり高くなってしまいます。
製造元の「高橋ソース」さんの公式サイトはこちらですが、オンライン販売やこの商品の掲載は無いようです。
ちなみに「高橋ソース」さんは「ケチャップ」も販売していますが、「無添加」で「有機粗糖」を使用しているのでおすすめです。
まとめ
白砂糖まみれの食生活をしていた私は、「白砂糖が危険」と知った時はとてもショックでした。
白砂糖の入っていないお菓子を食べても、物足りなく感じてしまい量をたくさん食べてしまうこともありました。
そして、あの強烈な甘さが恋しくなって結局「白砂糖入りのお菓子」に戻ってしまうのです。
しかし、その量を減らしていくうちに、徐々に「無性に食べたくなる」ということが減ってきたのです。相当な甘党だった私は、そこまでになるには長い時間がかかりました…。
もちろん今でも、外出先のカフェやレストランでデザートを食べたりします。
そこにはおそらく「白砂糖」が入っています。「美味しい」とは思うのですが、同時に「強烈に甘いなぁ」と思うこともあります。
この「甘さの違い」が分かるようになることが「美容と健康の第一歩」なのだと思います。
この記事を読んでくださる方が、美容と健康のために「砂糖」との向き合い方を考えるきっかけになれば幸いです。