こんにちは。
閲覧いただきありがとうございます。
私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。
「無添加」の食品を見つけるのは意外に難しいので、「無添加食品」を日々探し求め、見つけては記事にしています。
この記事はこんな方向け
- 安心安全なお鍋を探している方
- 食の安全性を気にし始めた方
- 美容と健康のために、いまできることを探している方
様々な「無添加食品や商品」をまとめた記事です。添加物や化学合成物質が気になる方は、是非ご覧ください↓
無添加生活をしていると食べものだけでなく、食べものに密接する食品パッケージや調理器具などの安全性も気になりますよね…。
特に食品との密接度が高く、その有害性が取り沙汰されることの多い「フライパン」や「お鍋」のテフロン加工。
今回の記事ではテフロン加工の調理器具のリスクと、おすすめの無添加お鍋をご紹介したいと思います。
テフロン加工とは…フッ素樹脂加工のこと!
そもそも「テフロン加工ってなんなの?」という疑問を持っている方もいると思うので説明します。
テフロン加工とは「フッ素樹脂加工(PTFE)」のことです。
フライパンや鍋などの表面にフッ素樹脂加工を施すことで、フライパンと食材をくっつきにくくすることができます。
ポリテトラフルオロエチレンという、なんとも難しい名前のフッ素樹脂のひとつを、アメリカのデュポン社が製品化して「テフロン加工」と名付けました。
なのでデュポン社以外の企業では「フッ素樹脂加工」と呼んでいます。
フッ素樹脂加工は有害?
「テフロン」はデュポン社の製品名なのでここからは「フッ素樹脂加工」と呼びますが、「テフロンは危険」と耳にすることが多いですよね…。
フッ素樹脂加工のなにが危険なのかというと、その理由はおもに2つあります。
- PFOA(ピーフォア)・PFOS(ピーフォス)が体内に蓄積する
- 有毒ガスが発生する
どういうことかというと…
PFOA・PFOSが体内に蓄積する
実はフッ素樹脂加工(PTFE)は、体内に入っても吸収されずに体外へ排出されるため「無害」と言われています。
ただフッ素樹脂加工をする際に使用される接着剤である、
- PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
- PFOS(ペルフルオロオクタンスルフォン酸)
この2つの物質が体内に入ると、排出されにくく、体内に蓄積されやすいのです。
またこれらの物質は動物実験で発がん性が確認されたという研究結果もあるほど、リスクの高い物質でもあります。
そのため最近ではフッ素樹脂加工のフライパンやお鍋でも、この2つの物質が「不使用だよ!」という、
「PFOA・PFOSフリー」
と記載された商品を見かけますよね。
PFOA・PFOSは現在、使用禁止⁉︎
そんな人体に危険性の高いPFOA・PFOSですが、
実は、2019年にPOPs(ポップス)という条約で、PFOAは国際的に製造・使用、輸出入を原則禁止する物質に挙げられています。
日本国内では2021年から、化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)に基づいて原則、製造・輸入・使用が禁止されています。
PFOSについても同様の措置が取られています。
なので今後発売されるフライパンやお鍋に、PFOA・PFOSが使用されることはないと思って大丈夫です。
ただ、過去に販売されたフライパンやお鍋などに規制がかかるわけではないので、現時点で販売している「フライパンやお鍋がすべて安心」というわけではありません。
有毒ガスが発生する
さきほど「フッ素樹脂加工(PTFE)は無害だ」とお伝えしましたが、これは体内に入った場合です。
その使い方によっては有毒ガスを発生してしまう危険性があります。
PTFE(フッ素樹脂)は、260℃で劣化がはじまって、360℃を超えると有毒ガスを発生するとされています。
ちなみに家庭で調理する際は、200℃くらいの温度と言われています。
家庭では空焚きをしない限り360℃を超えることはないそうですが、
少量の食材を焼くときに食材が触れていないフライパンの表面は空焚きに近い状態になり、360℃を超える可能性があるので注意が必要です。
<参考>調理器具の表面加工のいろいろ
調理器具の表面加工は、それぞれの企業が開発を重ね、現在ではさまざまな加工タイプがあります。
それぞれどんな特徴があるのかまとめました。
フッ素樹脂コート | ポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂で表面をコーティングしたもの 高温に弱く金属製の器具で傷がつきやすいが食材がくっつかない 耐熱温度:260-270℃ |
ダイヤモンドコート | フッ素樹脂+粉末化したナノダイヤモンドで表面をコーティングしたもの ダイヤモンド粉末の効果でコーティングがはがれにくく食材がくっつかない |
マーブルコート | フッ素樹脂+粉末化した大理石で表面をコーティングしたもの ダイヤモンドコートと似た感じ |
チタンコート | フッ素樹脂加工よりも耐久性に優れる。素材としての安全性も高い。 鉄などの金属と比較してもアレルギー反応をほとんど起こさない |
セラミックコート | セラミックで表面をコーティングしたもの 高温に強く素材としても安全性が高いと言われるが食材がくっつきやすい 耐熱温度:400℃ |
ホーロー (エナメルコート) |
ガラス質の釉薬を高音で焼き付けてコーティングしたもの エナメルも有害性はないと言われていて耐久性が高い においがつきにくく長時間の保存も可能だが食材は多少くっつく |
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やはり安全性の面からフッ素樹脂加工の調理器具は避けたいなーと思いますよね。
これらのコーティングはフライパンだけでなくお鍋にも使用されているので、できれば安全性の高いと言われるコーティング・無塗装のお鍋を選びたいです。
そこでここからは、私が愛用している「無添加のお鍋」をご紹介したいと思います。
おすすめ無添加お鍋①バーミキュラ
最初にご紹介するのは、「バーミキュラ」の「オープンポッドラウンド」です。
鋳物(いもの:鉄を型に入れて成型したもの)にガラス質の釉薬を高音で焼き付けてコーティングしたお鍋です。
中身は鉄なのでコーティングが剥がれてもただの鉄鍋になるだけ。(食材がくっつきやすくなることがあるのと、錆びやすくなるので早めの再コーティングがおすすめ)
ホーローも危険な物質だと言われたことがありましたが、それはお鍋の着色料に利用されたカドミウムが原因で、国内産の商品には使用されていません。
ホーロー自体は紀元前から利用されてきたもので、剥がれたとしてもその安全性は高いと言われています。
ムラのない熱まわりと保温性の良さ、そして食材から出る水分を逃さない重たい蓋が特徴で、塗装の安全面だけでなくおいしい料理が作れる最高のお鍋でもあります。
●商品名:オープンポッドラウンド
●表面塗装:ホーロー
●製造メーカー:愛知ドビー株式会社
●サイズ展開:
<14㎝>鍋と蓋のセット(税込13,310円〜)
<18㎝>鍋と蓋のセット(税込26,620円〜)
<22㎝>鍋と蓋のセット(税込33,880円〜)
<26㎝>鍋と蓋のセット(税込41,140円〜)
【使い方など】
水を使わずに野菜などの食材に含まれる水分で調理ができる、いわゆる「無水調理」が可能です。
そのため調理は比較的カンタンで、食材を入れて20〜30分ほど放置、で基本的な料理が完成します。
素材自体の旨みを存分に引き出してくれるお鍋ですが、気になる点としては、
- 強火厳禁
- 重たい
- 割れやすい
- 塗装がずっと持つわけではない(お直し必要)
- 蓋と鍋の密着面は塗装がないので水分を毎回拭き取って油を塗ったりと手間はかかる
などのデメリットもあるので使いこなせそうか考える必要性ありです。
【購入場所】
バーミキュラのお鍋は店舗や公式サイト、Amazonや楽天市場で購入可能です。
ホーロー鍋といえば代表的な商品として「ル・クルーゼ」や「ストウブ」などがありますが、メンテナンス性の良さや安定品質の国産という点で、私はバーミキュラを選びました。
おすすめ無添加お鍋②CERAPOT(セラポット)
続いては「ジーマックス」の「CERAPOT(セラポット)」です。
セラポットは天然素材で焼成されたセラミック鍋で、天然鉱石と九州の山奥で採れる自然のままの良質な土を独自配合してつくられています。
お鍋の表面はノーコーティングで、鉛やカドミウムなどの有害物質の溶出もなし。
最大約700℃まで耐えれる耐熱性があり、水無しで空焚きしても割れることもないそう。
セラポットの素材から放出される遠赤外線のテクノロジーとオーガニックテクノロジーにより、石窯で焼いたかのような旨味を再現できます。
●商品名:セラポット
●表面塗装:なし
●製造メーカー:ジーマックス株式会社
●サイズ展開:
<19㎝>深鍋・鍋蓋・専用クリーナーの3点セット(税込15,730円)
<26㎝>深鍋・浅鍋・鍋蓋・ステンレス金網・専用クリーナーの5点セット(税込34,980円)
【使い方など】
使いはじめは、目止めのために「おかゆ炊き」が必要です。
陶器なので無数の見えない小さな穴があり、水気を含みやすいのでこの対応が必要だそう。
ご飯が炊けたり、煮込み料理ができたり、蒸し野菜、無水調理ができたり調理の幅は広いです。
NG行為としては、
- 揚げ物
- つけ置き洗い
- 水に濡れたままにする
- 冷凍保存
などがありますが、総じて使いやすくバーミキュラよりも使い勝手はよいのでは?と思っています。
【購入場所】
セラポットのお鍋は公式サイトで購入可能です。公式サイトはこちら。
価格もバーミキュラと比べるとお安いので購入しやすいです。
まとめ
調理器具に施される表面塗装「テフロン(フッ素樹脂加工)」のリスクと、おすすめの無添加お鍋をご紹介しました。
フッ素樹脂加工が危険と言われる理由には、
- PFOA(ピーフォア)・PFOS(ピーフォス)が体内に蓄積する
- 有毒ガスが発生する
がありますが、PFOA・PFOSに関しては現在の日本では使用が禁止されているものの、規制前の商品が販売されている可能性があります。
有毒ガス発生については、360℃を超える調理をしなければ大丈夫ではありますが、この温度を超えるリスクがまったくない、というわけではありません。
そのため私は安全性の高い加工、もしくはノーコーティングのお鍋を使用しています。
そんなお鍋として、
- バーミキュラ
- セラポット
をご紹介しました。お鍋選びの参考にしていただけたら幸いです。
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一つのスーパーで無添加食品を買い揃えるのは難しく、手間もかかるので、無添加の食品を購入できるおすすめの通販サイトを下記の記事にまとめています。
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参考:大阪府