無添加の初心者必見!よく使用される食品添加物7選とその役割とリスク

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無添加のはなし
ころ
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食品添加物を気にしはじめたから、食品の原材料欄を見るようになったけど、よくわからない単語ばかり…。
よく使用されている添加物とその添加物がなんかのか知りたい…。

という悩みを持っている方に向けて、よく使用される添加物とその役割とリスクについてお伝えしたいと思います。

私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。

「無添加」の食品や商品を見つけるのは意外に難しいので、「無添加商品」を日々探し求め、見つけては記事にしています。無添加の豆知識もときどき。

この記事はこんな方向け

  • 加工食品によく使用される添加物を知りたい方
  • 食の安全を大切にしている方
  • 美容と健康のために今できることを探している方

様々な「無添加食品や商品」をまとめた記事です。添加物や化学合成物質が気になる方は、ぜひご覧ください↓

*この記事の内容をYouTubeにしています。動画でもぜひご覧ください。

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よく使用される添加物①調味料(アミノ酸等)

和定食

調味料(アミノ酸等)は、旨味を与えるための食品添加物

ひとくち食べただけで「おいしい!」と感じさせることができる濃縮された旨味成分です。

そのため、ありとあらゆる加工食品に使用されているのではないかと思うほど、よく見かける添加物です。

 

一見、「調味料」という見慣れた言葉であるため「安心そうかな?」と思わなくもないですが、安心して口にするには懸念が残る成分でもあります。

 

ちなみに「調味料」は一括表示が可能な添加物なので、物質名ではありません。

一括表記の説明については、下記の記事で詳しく説明していますが、

本来であれば、使用した添加物の物質名を、食品パッケージの原材料欄にすべて明記しないといけないのですが、物質名ではなく用途(目的)でまとめて表記してよいという食品表示のルールです。

 

調味料とは

調味料は、

  • アミノ酸系
  • 核酸系
  • 有機酸系
  • 無機塩

に分類されていますが、1番よく使用されるのはアミノ酸系です。

アミノ酸系の中にも使用できるた物質がたくさんあり、数種類掛け合わせて作られた旨味成分が「調味料(アミノ酸等)」と表記されます。

「調味料(アミノ酸)」と「等」が記載されていない場合もありますが、これは1種類のアミノ酸しか使用していないということです

 

アミノ酸の中でも、最も使用される物質が、L-グルタミン酸ナトリウムで、味の素の主成分です。昆布から発見された成分ですが、現在では化学合成によってつくられているそう。

このグルタミン酸ナトリウムは、

「加熱すると発がん物質を生成する」

と言われていて、動物実験でがんが発生したという報告もありましたが、現在では国内外の評価では「危険性はない」と判断されているそう。

 

味の素のホームページのQ&Aには、このグルタミン酸ナトリウムの諸外国での安全評価の年表がまとまっています。

ただ、最新の評価でも2003年のものだったので、20年も前の評価のまま変わってないのかと思うと少し不安ではあります。

 

調味料(アミノ酸等)のリスク

調味料(アミノ酸等)のリスクとしては、人工的につくられた味に慣れてしまうことによって、

  • 本来の味覚が壊れてしまう
  • 食欲を推進し肥満の原因となる

この2つがあげられます。

私も調味料(アミノ酸等)が使用されている加工食品は避けるようにしています。

 

調味料(アミノ酸等)に代わる成分

また最近では、この調味料(アミノ酸等)のイメージがあまりよくないので、これにかわる旨味成分が登場してきています。

それが、

  • 酵母エキス
  • たんぱく加水分解物

です。

酵母エキスやたんぱく加水分解物は、調味料(アミノ酸等)と同様に、食べ物に旨味を与える役割を持っていますが、食品添加物には指定されていません

 

これらについては下記の記事で詳しく説明していますが、

つくられた旨味成分に慣れることで本来の味覚が失われてしまうことや、原材料や製造過程に懸念が残る成分でもあります。

 

よく使用される添加物②乳化剤

乳化剤はドレッシングやソース、チョコレートなど調味料からお菓子にまで、とてもよく使用される添加物です。

役割としては、水と油のような混じり合わないものを、混ざりやすくするために使用されます。

ぱっと見は、やわらかそうな印象があるため「なんか乳化してくれてるんだなー」と思わなくもないですよね。

ですが、「乳化剤」も一括表記が可能な添加物なので、使用されている物質名が原材料欄に記載されることはありません。

そして使用が認められている物質には、安心して口にするには懸念の残る成分があるのです。

 

乳化剤のリスク

乳化剤に使用される物質には、

・グリセリン脂肪酸エステル
・ショ糖脂肪酸エステル
・レシチン
・プロピレングリコール脂肪酸エステル
・ポリソルベート60・80

など10種類以上が存在します。

ポリソルベート60やポリソルベート80などは、動物実験の結果から発がん性が疑われている成分です。

ですが食品の原材料欄には「乳化剤」としか表示されないため、どんな物質が使用されているか、私たちは知ることはできません。

 

よく使用される添加物③ph調整剤

ph調整剤とは、食品の酸性度やアルカリ度を調整するものです。

食品の味や食感はph(ペーハー)によって変わってしまうので、こちらもあらゆる加工食品に使用されやすい添加物です。

コンビニのお弁当やウィンナー、お漬物などに使用されます。

ph調整剤も一括表記が可能な添加物で、何十種類もの物質を使用することができます。

 

ph調整剤のリスク

ph調整剤として使用が認められている物質の中には、リン酸が含まれています。

リン酸は、骨粗しょう症や心筋梗塞のリスクを上げる物質であるといわれています。

 

よく使用される添加物④膨張剤

パンやケーキ、クッキーなどの焼き菓子を、ふっくらさせるために使用されるのが膨張剤です。

 

膨張剤も一括表記が可能な添加物です。

原材料欄には「膨張剤」と表記されていることもありますが、「重曹」や「ベーキングパウダー」と表記されていることもあります。

重曹は炭酸水素ナトリウムのことです。

ベーキングパウダーは炭酸水素ナトリウムにさらに複数の物質を掛け合わせたものでです。

 

膨張剤のリスク

膨張剤として使用できる物資はたくさんあり、「リン酸」や、「塩化アンモニウム」「ポリリン酸」「メタリン酸」など、動物実験において動物に害がでてしまった物質が使用が認められています。

 

また、ベーキングパウダーには「アルミニウム」が使用されているものがあります。

アルミニウムは「アルツハイマー病との関係性がある」という情報もありましたが現在では、因果関係を証明する根拠はないとされています。

ただ、アルミニウムを投与した動物の肝臓に害があったという研究結果もあるそうです。

そのためか、最近では原材料欄を見ると「ベーキングパウダー(アルミフリー)」と、あえて記載されている食品を見かけます。

 

よく使用される添加物⑤香料

キャンディ

キャンディやガム、スナック菓子に飲み物、レトルト食品などありとあらゆる食品に、使用されるのが香料

香料は食品に香りをつける役割を持つ食品添加物で、天然・合成含め何百もの物質の使用が可能です。

つまり、これも一括表記が可能な添加物のひとつです。

 

食品の原材料表示欄には、何種類の香料を掛け合わせていたとしても「香料」と一言書けばよいことになっています。

その商品特有の、おいしそうな香りをつけるために、企業が研究を重ねて作り出しているもので企業秘密でもあり、裏を返せば、消費者は何を使用しているかを知ることはできないものでもあります。

 

香料のリスク

2018年、アメリカでは幅広く使用されている合成香料6種類の使用が禁止されました。

動物実験でガンを引き起こすデータが示されたからです。

ミントや柑橘系の香りをつけるための「ベンゾフェノン」や「ミルセン」などの物質ですが、アメリカで使用禁止された6種類のうち、5種類は日本での使用は可能になっています。

「バニラ香料」など天然の香料を使用していないケースもあるので、なんとも言い難いですが、「香料だけしか使用してないならまぁいいかー」と安心して食品を購入するには不安は残ります。

また「香料で誤魔化さないといけない食品なのかなー」と思ってもしまいますよね。

 

よく使用される添加物⑥甘味料

生クリームを使ったお菓子

2017年のと少しデータは古いですが、食品添加物の中でもっとも売上高の高い添加物が「甘味料」です。

アステルパームや、サッカリン、スクラロース、アセスルファムカリウム、キシリトールなどが存在し、コストを抑えて、砂糖と同等、もしくは何倍もの甘みを出すことができるため清涼飲料水やお菓子、ビタミン剤などにも使用されています。

またカロリーが低いので、ダイエット食品にも使用されています。

 

甘味料のリスク

アステルパームは、その安全性について議論され続けている物質のひとつでもありますが、動物実験ではがんを引き起こすという研究結果もあったりします。

 

サッカリンについても発がん性が問題になったことがあります。日本でも一度使用禁止になりましたが、現在では使用が認められています。

ただ、やはり、がんの促進物質になりうるとして、その危険性がいまだに問われている物質でもあります。

 

アセスルファムカリウムも、動物実験で異常が見られた物質です。

 

人工甘味料は、用途としてまとめて表示することはできますが、使用した物質を明記しないといけない添加物になっています。

ですが物質名が長くて、覚えづらいものばかりなので、「甘味料」と書いてあったら横の物質名を覚えていなくても、避けた方が安心かもしれません。

 

添加物ではありませんが、甘味料には自然由来である「砂糖」がありますよね。

砂糖も、

  • 習慣性がありる
  • クセになりやすい

食べ物なので、できれば避けたいと思っていますが、やっぱり甘いものはおいしいので、なんだかんだで私も完全にやめることができません…。

 

ですが、糖質の中で体への影響が大きそうなものから、

人工甘味料>白砂糖>未精製の砂糖(粗糖など)

の順番で避けるようにしています。

最近は甘酒を砂糖の代用することもあります。

 

よく使用される添加物⑦加工でんぷん

生パスタ

加工でんぷんも頻繁に見かける添加物です。でんぷんを化学的に処理をしたものです。

加工でんぷんの持つ役割は多く、

  • 粘り気をだしたり、
  • とろみを安定させたり、
  • 食品の冷凍耐性をもたせたり、

できるので、うどんや生パスタなどの麺類、パン、ドレッシングやタレ類、冷凍食品などさまざまな食品に使用されています。

 

食品の原材料表記欄には「加工でんぷん」と表記されずに、増粘剤や安定剤、乳化剤などと記載されることもあります。

 

加工でんぷんのリスク

加工でんぷんは、日本では11個の物質の使用が認められていますが、原材料表記欄には、物質名は表記せずに「加工でんぷん」とだけ簡略的に表示すればよいことになっています。

その11個の物質の中には、EUでは乳幼児向け食品に使用が禁止されている「ヒドロキシプロピルデンプン」という物質が含まれています。

ヒドロキシプロピルデンプンは動物実験で発がん性が認められている物質です。

 

まとめ

食品によく使用される添加物と、その役割とリスクをお話ししました。

よく使用される添加物は用途名として一括表記や簡略表記されているものが多いですよね。

 

よく使用される上に、たくさんの物質を掛け合わせているので、原材料欄に物質をすべて記載するのは大変なので、一括表記することが認められているのでしょう。

 

そう考えると、一括表記や簡略表記された添加物は、その影にどんな物質が使用されているかわからないので、避けたほうが無難なのかなぁと思ってしまいます。

このブログを読んでくださる方の、今後の選択に少しでも参考になれば幸いです。

 

食品添加物について学べる、おすすめの書籍の記事はこちらです↓

 

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参考書籍:
食べものが劣化する日本(安田節子著)
食品の裏側(安部司著)
食べてはいけない・食べてもいい添加物(渡辺雄二著)

参考URL:
味の素Q&A
厚生労働省 香料添加物一覧
厚生労働省 アルミニウムに関する情報
たべるご 加工でんぷんとは

無添加のはなし無添加のまめ知識
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