こんにちは。
閲覧いただきありがとうございます。
私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。
「無添加」の食品を見つけるのは意外に難しいので、「無添加食品」を日々探し求め、見つけては記事にしています。
この記事はこんな方向け
- 無添加のカレールーを探している方
- 食の安全性を気にし始めた方
- 美容と健康のためにいまできることを探している方
様々な「無添加食品や商品」をまとめた記事です。添加物や化学合成物質が気になる方は是非ご覧ください↓
*この記事の内容を動画にしています。食品の中身はYouTubeでチェックです♪
カレールーの原材料
「カレー」は大人も子供も大好きなメニューのひとつですよね。
そんな「カレー」を、スパイスから作るのって大変です…。
我が家も夫がカレーが大好きなので、よくカレーを作りますがカレールーを使用して作ることがほとんどです。
ですがカレールーは、実は「油」と「食品添加物」の塊であることはご存知でしょうか。
ここで、とあるメーカーの価格を抑えた「カレールー」の原材料を見てみます。どこのスーパーでも売っている140gで190円くらいの「カレールー」です。
食用油脂(牛脂豚脂混合油(国内製造)、パーム油)、小麦粉、でんぷん、食塩、カレーパウダー、砂糖、ソテーカレーペースト、オニオンパウダー、玉ねぎ加工品、ごまペースト、デキストリン、全粉乳、脱脂大豆、ガーリックパウダー、香辛料、ローストガーリックパウダー、たん白加水分解物、酵母エキス加工品、ぶどう糖、チーズ加工品、濃縮生クリーム、香味野菜風味パウダー、チーズパウダー/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、乳化剤、酸味料、香料、甘味料(スクラロース)、香辛料抽出物
カレーは味にコクを出すために様々な原材料が使用されますが、同時にさまざまな食品添加物や、食品添加物ではないですが安全性に懸念のある成分が含まれています。
この中では「/」以降に記載されている、
「調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、乳化剤、酸味料、香料、甘味料(スクラロース)、香辛料抽出物」
が食品添加物に該当しますが、特に安全性が気になる添加物を簡単に説明すると…
うま味成分のこと。一般的に調味料はアミノ酸、核酸、有機酸、無機塩の4種類に分類されており、それぞれに数種類の食品添加物が存在するがその中から2種類以上を使用している食品添加物です。
具体的にどの物質が使用されているかが不明確ですが、この中に含まれるグルタミン酸ナトリウムには発がん性が疑われていた過去もありますし、合成されたうま味に慣れてしまうことによって本来の味覚を失ってしまったり、クセになる味付けで依存性も高いのでできれば避けたい添加物です。
カラメル色素は着色料のことで製法によりカラメルⅠ〜Ⅳに分かれます。
Ⅰ.単に糖類のみを加熱してできたもの
Ⅱ.糖類に亜硫酸化合物を加えて加熱したもの(日本では禁止)
Ⅲ.糖類にアンモニウム化合物を加えて加熱したもの
Ⅳ.糖類に亜硫酸化合物とアンモニウム化合物も加えて加熱したもので、アンモニウム化合物を加える過程で発がん性物質が発生する
カラメル色素Ⅰは安全性が高そうですが、、カラメル色素ⅢとⅣは安心できる食品添加物ではありません。商品パッケージの原材料欄を確認するだけでは、どの「カラメル色素」が使用されているかが、わからないので避けたほうが無難です。
1999年に認可された比較的新しい食品添加物で砂糖の600倍の甘さのある人工甘味料です。
カロリーがゼロなためダイエット食品や清涼飲料水、アイスクリームなどによく使用されます。
スクラロースは農薬の開発中に偶然発見された有機塩素化合物です。有機塩素化合物は自然界にはほとんど存在しない物質で、スクラロース以外には農薬のDDTや環境ホルモンのPCB、ダイオキシンなどがあります。
スクラロースがこれらと同じように危険なわけではありませんが、消化管で吸収されずそのまま排出されると言われているのに、体内に残存しているという研究結果があったり、人間の体内に取り込まれると免疫システムを壊すことが懸念されている物質でもあるのでできれば避けたい添加物です。
また「乳化剤」「酸味料」「香料」は一括表示が可能な食品添加物に該当するので、どの物質が使用されているか不明なため安心して口にするには懸念が残ります。
これらの添加物の他にも、添加物には分類されていませんが安全性に懸念のある成分がたくさん使用されています。
じゃがいもやトウモロコシ由来のでんぷんのことで、粘度の調整に使用されることが多いです。
ただ原材料に使用するじゃがいもやトウモロコシが遺伝子組み換え作物である可能性があります。
遺伝子組み換え作物はアレルギーの原因になるという指摘があったり、さまざまな議論がされているものでもあるので、できれば避けたいところです。
遺伝子組み換え作物って、意外に使用されているところを見ないと思いがちですが、こういった成分に使用されがちなのです。
加工食品にうま味やコクを加える成分で、肉や魚のタンパク質を酵素や塩酸を使用して分解させたアミノ酸を含んだ生成物です。
塩酸を使って分解する際に一緒に生成される化学物質に発がん性の心配があるため、人体へ悪影響をもたらすのではないかと懸念されています。
合成されたうま味成分のことで原料は酵母です。
酵母を化学的に処理してつくられているので、濃厚な旨味を出すことができます。
これもまた人工的に作られたうま味成分なので、この味に慣れることにより、味覚が壊れることが懸念されています。
また原料の酵母にビール酵母の残りを使用していることや、化学的な製造過程も安全性が懸念されています。
あともうひとつカレールーに使用される気になる成分があります。それが「油」です。
また原材料は量が多いものから順番に記載されています。
先ほどお伝えした市販のカレールー最初の2つは「牛脂豚脂混合油」と「パーム油」でしたが、実はこれらの油だけで全体の1/3の量が入っていると言われています。
特に牛脂が気になる油で、成長ホルモンの使用が認められている安いアメリカ牛が使用されている可能性があり、私としてはできれば避けたいなと思っています。
カレーは美味しいですが、これだけの原材料のことを知ると食べる気が無くなってしまいますよね。
食卓に頻繁に登場する「カレー」、使用する「カレールゥ」は少しでも安全性の高いものを選びたいものですね。
そこでここからは、無添加のカレールーをピックアップしてご紹介したいと思います。
ただ、キャリーオーバーといって、原材料の原材料に含まれる添加物は食品パッケージには表示する義務がないもの、
同じく加工助剤といって製造過程で使用する添加物ですが完成した食品に影響を及ぼさないため表示義務のないもの、
がありますが、キャリーオーバーや加工助剤の使用がまったくないわけではないので、その辺りはご了承ください。
おすすめ無添加カレールー①オラッチェ中辛カレールウ
最初にご紹介するのは、国産原料をふんだんに使用した「フルーツバスケット」の「オラッチェ 中辛カレールウ」です。
小麦粉をはじめとして、できるだけ国産原料にこだわり、化学調味料や乳化剤、香料、着色料を一切加えずに、自然の味を追求しています。
味の決め手となるうこんは、奄美大島産の貴重なうこんを100%使用。
●商品名:オラッチェ 中辛カレールウ
●販売者:株式会社 フルーツバスケット
●原材料:
小麦粉(国産)、植物性油脂(パーム油、菜種油)、砂糖、食塩、カレー粉、ポークエキス、トマトペースト、リンゴピューレ、しょうゆ、マサラ、チキンエキス、オイスターソース、ウスターソース、香辛料
●内容量:115g×2p (12皿分)
●エネルギー:1パック115gあたり620kcal
●賞味期限:購入時点から1年半くらい
【味や食感】
原材料表記上は無添加なのに、いわゆる添加物がコテコテに使用されている市販のカレーに近い味でおいしいです。
ウコンの味が少し強いかなという気もしますが、まろやかさがあるので子どもでも食べやすいと思います。
1箱に、このパックが2つ入っています。これを折って、6個のかけらに分けることができます。1個分がこちらです。
我が家では、4~5人前くらいで1パック使います。写真は「中辛」ですが、「お子様カレールウ」と「辛口」も販売されています。
【価格】
税込651円です。
私はちょっとこだわりあり系のスーパーで購入しました。
フルーツバスケットさんの公式サイトでも購入できますが、Amazonや楽天、Yahooショッピングでも購入可能です。
よりマイルドなお子様用の無添加カレールーもあります。
辛口やクリームシチューやデミグラスソースもありますが、いずれも無添加です。
おすすめ無添加カレールー②すぴなっつおら ホテル用カレールー
続いては、「すぴなっつおら」の「ホテル用カレールー中辛」です。
油にはトランス脂肪酸が含まれない豚脂(ラード)を使用しています。
原材料表記上は無添加ですが、原材料に使用しているエキス系は加工助剤があるそう。
醤油は無添加だそうです。
●商品名:ホテル用カレールー中辛
●販売者;株式会社吉央
●製造所:角光化成株式会社
●原材料:
豚脂、小麦粉、カレーパウダー、砂糖、食塩、トマトペースト、チャツネ、ポークエキス、チキンエキス、豚脂硬化脂、リンゴ、たまねぎ、トマトパウダー、にんにく粉末、醤油
●内容量:190g(6皿分)
●エネルギー:100gあたり466kcal
●賞味期限:購入日から半年ほど
【味や食感】
ホテルで食べるような高級感のあるカレーです。
サラッとしていて、トマトベースの上品なお味で、コクが深くておいしいです。
【価格】
税込495円です。
私は自然派のスーパーで購入しましたがAmazonや楽天市場、Yahooショッピングでも購入可能です。
おすすめ無添加カレールー③自然の味 11種のスパイス香るカレールゥ
続いては、「こだわりの味協同組合」の「自然の味 11種のスパイス香るカレールゥ」です。
植物性原材料のみでつくられていて、小麦粉ではなく、化学肥料不使用、農薬は慣行栽培の87%減のコシヒカリ米の玄米を使用しています。
油は有機パーム油とべに花油で、有機パーム油は割と環境面に配慮して生産され、精製していないことが多いので、それほど気になる油ではないかなーと思っています。
食塩は天日塩で、白砂糖ではなくメープルシュガーを使用していたりと、この辺りにもこだわりを感じます。
●商品名:自然の味 11種のスパイス香るカレールゥ
●販売者:こだわりの味協同組合
●製造所:東京フード株式会社
●原材料:
玄米粉、植物油脂(有機パーム油、べに花油)、有機カレー粉、粉末野菜(オニオン、トマト、ガーリック、ジンジャー)、メープルシュガー、食塩、果汁(りんご、パイナップル)、粉末味噌、有機ココア
●内容量:100g(4皿分)
●エネルギー:100gあたり481kcal
●賞味期限:購入日から半年ほど
【味や食感】
辛口なのではっきりと辛いです。コショウのようなピリッとした香辛料の辛さがあります。
サラッとしたタイプの大人向けのカレーです。
【価格】
税込594円です。
自然の味シリーズの食品は、こだわりの味協同組合と提携している全国のスーパーで購入できます。それほど数は多くありませんが、取り扱い店舗をまとめたリンクがこちらです。
Amazonや楽天市場では購入できない商品です。辛口タイプではないですが、酵母エキスが使用された普通のカレールーなら楽天市場で購入できます。
おすすめ無添加カレールー④ファインカレーフレーク
続いては、「フードスナガ」の「ファインカレーフレーク」です。
こちらも動物性原料不使用で小麦粉不使用です。しかも砂糖も不使用のカレールーです。
小麦粉の代わりには玄米粉を使用し、油には米油とココナッツオイルで、お塩は天日塩を使用しています。
ソース系の原材料も使用しているのでキャリーオーバーは気になるものの、こちらもかなり原材料にこだわったカレールーです。
●商品名:ファインカレーフレーク
●販売者:株式会社フード・スナガ
●原材料:
焙煎玄米粉(国産)、米油、ココナッツオイル、トマトペースト、おからパウダー(国産・遺伝子組み換えでない)、天日塩、デーツピューレ、カレー粉、醤油(小麦粉不使用)、ウスターソース、ホワイトソルガム、オニオンパウダー、ガーリックパウダー、香辛料、米粉(国産)、ガラムマサラ(香辛料)、ジンジャーパウダー、昆布パウダー(国産)、ココアパウダー
●内容量:120g入×3袋 (1袋で5〜6皿分)
●エネルギー:1皿分ルウ20gあたり82.4kcal
●賞味期限:購入日から1年ほど
【味や食感】
あっさりとしていて、まろやかで、辛さも控えめなので、子どもでも年配の方でもおいしく食べられるカレーだと思います。
【価格】
楽天市場で120g入×3袋 税込1,580円で購入しました。(時期によってお値段に変動あります)
市販では売っていないのではないかなーと思います。Amazonでも購入できます。
おすすめ無添加カレールー⑤カレーの壺
最後はカレールーではなく「カレーペースト」ですが、動物性原料・化学調味料・保存料・小麦粉・砂糖不使用の「第3世界ショップ」さんの「カレーの壺」です。
18種類以上のスパイスやハーブ、香味野菜を配合し、旨味がギュッと凝縮されています。
●商品名:カレーの壺オリジナル
●原産国:スリランカ
●販売者:第3世界ショップ
●原材料:
トマトペースト、醸造酢、レモングラス、食塩、たまねぎ、米、にんにく、しょうが、ココナッツオイル、乾燥ココナッツ、ガランガル、その他香辛料
●内容量:220g(22皿分)
●エネルギー:100gあたり116kcal
●賞味期限:製造日より2年
しかも原材料の中にある加工食品の添加物の使用状況もないようで、加工助剤がひとつあるくらいでした。
【味や食感】
日本のカレーではなく、ザ・海外のカレーです。
ハーブの味が強くてスーッとした感じがあります。また香辛料もたくさん使用されているので複雑な味がします。
ご紹介している中では1番サラサラのスープみたいなカレーです。
このペーストを入れるだけですぐに本格的なカレーを作ることができます。
【価格】
税込626円です。
カルディや成城石井、イトーヨーカドーなどで取り扱っています。
Amazonや楽天市場、Yahooショッピングでも購入可能です。
「マイルド」と「スパイシー」も販売されています。
第3世界ショッの公式サイトで「カレーの壺」を使用したレシピも掲載されています。
まとめ
無添加のカレールーを5品ご紹介しました。
- 動物性原料使用を使用したコクのあるカレー⇨オラッチェ・ホテル用のカレールー
- 動物性原料不使用のあっさり系のカレー⇨自然の味・ファインカレーフレーク
- サラサラ系のスパイスがしっかりきいたカレー⇨カレーの壺
小麦粉や砂糖を使用している・いないもありますが、お好みのカレールーは見つかりましたでしょうか。
個人的には市販のカレールーに近い、オラッチェのカレールーを使う機会が多いです。
原材料をどこまでこだわるか、お値段、買いやすい場所で売っているか、などなど食品を選ぶポイントは、人それぞれだと思いますが、お買い物の参考にしていただけたら幸いです。
レトルトカレーの無添加商品については下記の記事にまとめています。
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一つのスーパーで無添加食品を買い揃えるのは難しく手間もかかるので、無添加の食品を購入できるおすすめの通販サイトを下記の記事にまとめています。