
こんにちは。
無添加生活15年目、ブログ管理人のころです。
私は食品添加物を摂取しない生活に変えたことで、長年苦しんだ「全身に広がるじんましん」を克服しました。それ以来、美容と健康のために「無添加生活」を10年近く続けています。
「無添加生活」と聞くと、 「お金がかかりそう」 「食べるものがなくなりそう」 「付き合いが悪くなりそう」 そんなハードルが高いイメージをお持ちではないでしょうか?
正直に言いますが、始めたばかりの頃の私もそうでした。「コンビニ弁当も、大好きなお菓子も食べられないなんて…!」と絶望したこともあります。
でも、コツさえ掴めば、食費を抑えながら、ストレスなく無添加生活を続けることは可能です。
この記事では、私の経験をもとに「無添加生活の始め方」から「お金のリアル」、「無理なく続けるマインド」まで、教科書のようにすべてまとめました。
これから食の安全を見直したい方は、ぜひ参考にしてください…!
そもそも「無添加生活」とは?
無添加生活とは、一言でいうと「食生活からできるだけ『食品添加物』をなくすこと」です。
食品添加物は、保存性を高めたり、色や香りをつけたりするために使われますが、中には石油を原料としたものや、海外では禁止されている成分もあります。 これらを避けることで、本来の味覚を取り戻したり、肌荒れやアレルギーのリスクを減らすことを目的としています。
オーガニックやヴィーガンとの違いは?
「食にこだわる」といっても、実はいろいろなスタイルがあります。よく混同されがちなので、簡単に整理しておきましょう。
- 無添加主義(この記事): 化学合成された添加物を避けるスタイル。お肉や魚も食べますし、スーパーの野菜も買います。
- オーガニック主義: 農薬や化学肥料を使わない野菜・穀物を選ぶスタイル。
- ベジタリアン(菜食主義): 肉や魚など、動物性食品を避けるスタイル。
- ヴィーガン(完全菜食主義): 卵や乳製品、はちみつも含め、動物性のものを一切口にしないスタイル。
- マクロビオティック(玄米菜食): 玄米を主食とし、その土地の旬のものを食べる日本発祥の食事法。
私は「無添加主義」ですが、お肉もお魚も大好きです。
ただ、動物にとってよい環境で育てられたお肉を選んだり、感謝していただくというマインドは、他のスタイルからも学んで取り入れています。
ステップ1:無添加生活の始め方(買い物のコツ)
始め方はとてもシンプル。「買い物の時に食品の裏側を見る!」これだけです。
魔法の記号「/(スラッシュ)」を探そう

2015年から食品表示法が変わり、原材料名の欄を見れば、どこからが添加物かがひと目で分かるようになりました。
注目すべきは「/(スラッシュ)」という記号です。
- /の前: 食品(醤油、小麦粉、豚肉など)
- /の後: 食品添加物(調味料(アミノ酸等)、着色料、保存料など)
つまり、原材料名に「/」がないもの、もしくは「/」以降の記載が少ないものを選べばOKです。
まずは「調味料」から変えてみる

いきなり全ての食材を無添加にするのは大変です。まずは毎日使う基本の調味料(醤油、味噌、塩、みりん、酒、砂糖)を無添加に変えてみましょう。
これらは一度買えば長く持ちますし、料理の味が劇的に美味しくなるので、一番満足度が高いステップです。
ステップ2:無添加生活の「食費」のリアル
「無添加はお金がかかる」というのは事実でもあり、工夫次第でどうにでもなる部分でもあります。
衝撃!食費8万円からの脱却
私も結婚当初、無計画に無添加食品を買いあさった結果、夫婦2人で食費が月8万円を超えてしまい青ざめたことがあります(平均の倍近くです…)。
そこから試行錯誤し、現在は月5万円台(外食費別)に収められるようになりました。 私が実践している「コストを抑える工夫」をご紹介します。
1. 調味料は「1ヶ月ローテーション」で買う
「焼肉のタレ」「ドレッシング」「お好みソース」などを常備するのをやめました。無添加の調味料は賞味期限が短いので、使い切れずに捨てるのが一番の無駄だからです。
「今月はお好みソースを買うから、焼きそばやお好み焼きを楽しもう!」という風に、1ヶ月に1本だけ買って使い切るスタイルにすると、フードロスも出費も減ります。
2. 加工食品はすぐに「冷凍」
無添加のウインナーやちくわは、保存料が入っていないのですぐ傷みます。買ってきたら即冷凍庫へ。これで無駄にしません。
3. 「完璧」を目指さない
野菜もお肉もすべてオーガニックにしたら、破産してしまいます(笑)。
「調味料は良いものを使うから、野菜はスーパーの特売でOK」 「加工品は無添加を選ぶけど、お肉は普通のでOK」 という風に、自分の中で予算に合わせてメリハリをつけることが大切です。
ステップ3:無理なく続けるための「マインド」

無添加生活に疲れてやめてしまう最大の原因は、「真面目になりすぎること」です。 10年続けてわかった、ストレスを溜めないコツをお伝えします。
外食では「記憶喪失」になる
外食チェーン店やレストランで、添加物を完全に避けるのは不可能です。 友達との食事で「これ添加物入ってる?」と聞くのは、場の空気も壊してしまいますよね。
なので、外食の時は添加物のことは忘れます。 「今日は楽しむ日!」と割り切って、おいしい料理と会話を全力で楽しむ。その代わり、家での食事できちんとリセットすれば大丈夫です。
友人には「好み」として伝える
お土産やお菓子をもらう時、断るのは心苦しいですよね。 私は「無添加主義なんです」と堅苦しく宣言するのではなく、
「最近、添加物を控えたら肌の調子がすごく良くて、ハマってるんだ~」
くらいの軽いトーンで話すようにしています。
そうすると、友人も「へー!そうなんだ」と興味を持ってくれたり、気を使って無添加のお菓子を選んでくれたりするようになりました。
「アレルギーじゃないけど、体質に合わない」と伝えておくのも一つの手です。
【Q&A】「無添加は逆に危険」って聞いたけど本当?
無添加生活を始めようとすると、ネットや知人から、
- 「保存料がないと食中毒になるよ」
- 「気にしすぎると精神的に良くないよ(オルトレキシア)」
といった声を聞いて、不安になることがあるかもしれません。これらの疑問に正直にお答えします。
Q1. 保存料が入っていないと、食中毒になりやすい?
A. 消費期限を守れば大丈夫!「腐る」のは自然なことです。
確かに保存料不使用の食品は、期限が短いです。でも、それは「無理に時間を止めていない」という安心の証拠でもあります。
対策はシンプルで、「食べきれる量だけ買う」こと。もし余ったら、すぐに冷凍すれば問題ありません。私はこれで15年間、一度もお腹を壊したことはありませんよ。
Q2. 「無添加」なら何でも健康にいいの?
A. いいえ、食べ過ぎれば毒になります。
例えば「無添加のポテトチップス」。化学調味料は不使用でも、油と炭水化物の塊であることには変わりません。
「無添加=痩せる・病気が治る」という魔法ではないので、「質の良いものを、適量楽しむ」というバランスが大切です。
Q3. いろいろ気にしすぎて、疲れてしまわない?
A. 「100点満点」を目指さなければ大丈夫です。
真面目な人ほど「あれもダメ、これもダメ」と自分を追い込んでしまいがちです。
私のルールは「家では無添加、外食は気にせず楽しむ」というもの。ストレスを溜めないことも、大事な「健康」の一部です。
まとめ:自分のペースで始めよう
無添加生活を始めたころ、スーパーで何も買えるものがなくて途方に暮れた日のことを今でも覚えています。
ですが、続けていくうちに、
- 素材の味がわかるようになった…!
- 肌トラブルが減った…!
- 本当に必要なものだけを買うようになった…!
と、デメリットを上回るたくさんのメリットを感じています。
最初から100点を目指す必要はありません。 「今日は裏を見て買ってみようかな」 「今使っている醤油がなくなったら、次は無添加にしてみようかな」 そんな小さな一歩から、ぜひ始めてみてください。
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