こんにちは。
閲覧いただきありがとうございます。
私は食品添加物を摂取しないことにより、全身に広がるじんましんを克服して以来、美容と健康のためにも「無添加」生活を送っています。
「無添加」の食品を見つけるのは意外に難しいので、「無添加食品」を日々探し求め、見つけては記事にしています。
この記事はこんな方向け
- 食品添加物を避けたいと思っている方
- 食の安全を大切にしている方
- 美容と健康のために、いまできることを探している方
★スーパーやコンビニで買える無添加の調味料や食品をこちらのページにまとめています。
日本の伝統的な食文化”和食”。
一汁三菜を基本とした栄養バランスのとれた食事スタイルでもありますよね。
そして、和食によく登場する”発酵食品”、
- 味噌
- 醤油
- 納豆
- お漬物
などなど、体に良さそうなものばかりです。
わたしも30代を超えてからは、食生活を和食中心に変え、発酵食品を積極的にとるようにしています。
ですが、その”発酵食品”。
本当に健康的な商品を選んでいますか?
自宅のキッチンにある味噌も醤油も納豆の原材料を見てみると、見慣れない成分が記載されていないでしょうか?
もし、見慣れない成分が書いてあったら、それは「食品添加物」です。
食品添加物大国である日本。
スーパーやコンビニで販売しているほとんどの食品には、食品添加物が使用されています。
食品添加物がすべて体に害があるわけではありませんが、日本の伝統的な食文化はいつの間にか食品添加物まみれになっていたのです。
そこで今回の記事では、日本の食文化の代表ともいえる”発酵食品”に使用されている食品添加物についてお話ししたいと思います。
発酵食品とは
発酵食品とは、
微生物(菌)の働きを利用して食べ物を変化させ、保存性を高めた食品
のこと。
微生物が食品に起こす作用としては、「腐らせること」がありますが、
- 微生物が人に害のある食品にしてしまうことを「腐敗」
- 微生物が人に害のない(むしろ有益な)食品にすることを「発酵」
といいます。
食品が発酵することによって、食品の旨味が増して栄養価もあがるため、発酵食品は「体に良い」といわれているのです。
例えば、
- ゆでた大豆
- 納豆
の栄養成分を比べると、納豆のほうがビタミンB2は7倍、葉酸は3倍、ビタミンKは85倍も多く含まれているといわれています。
発酵食品に使われる食品添加物
健康的な発酵食品を毎日食べていても、実はその食品には安全性に懸念のある食品添加物が使用されていたり、栄養価の下がった原材料が使用されていることもあることをご存知でしょうか。
ここからは、味噌、醤油、納豆に使用される食品添加物についてお話ししたいと思います。
醤油
醤油を昔ながらの製法でつくると、必要な原材料は「大豆・小麦粉・食塩」のみです。
ですが、スーパーで販売している醤油の原材料欄を見てみると、「脱脂加工大豆」や「アルコール」が使用されている商品があります。
脱脂加工大豆とは、大豆から油を搾った残りの部分で、そこから皮を取り除いたもののこと。
これは食品添加物ではありませんが、通常の丸大豆からつくられた醤油に比べると、栄養価が下がってしまうのではないか?という懸念があります。
大豆は女性にうれしい栄養素がたくさん含まれていますが、油を絞り取られた残りカスである大豆に、栄養素があるとはとても思えませんよね。
アルコールは、お酒のことで醤油の風味や劣化を防ぐために使用される食品添加物です。
アルコールが使用されている醤油がすべてよくないわけではありませんが、安く販売するためにあえてアルコールを添加しているケースもあるようです。
ほぼ毎日使う調味料の”お醤油”。
本物の丸大豆で、シンプルな原材料でつくられたお醤油がいいですよね。
お醤油のニセモノもある?
実は醤油には、醤油に似た「醤油風調味料」が販売されているのをご存知ですか?
醤油風調味料の原材料を見てみると、
しょう油、風味原料(かつお節、さば節、煮干し)、糖類(砂糖、ぶどう糖)、食塩、アルコール、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、甘味料
醤油をベースに、たくさんの旨味成分や着色料の食品添加物が使用されているのです。
醤油と間違えて、こういった醤油風調味料を買わないようにしたいものです。
下記の記事にスーパーで購入できる無添加で本物の醤油をまとめていますので、是非ご覧ください。
味噌
1日1杯のお味噌汁は、健康への近道です。
最近の研究では、みそ汁には動脈硬化の予防や、生活習慣病やがんなどの予防にも力を発揮することがわかっています。
そしてお味噌も、女性にうれしい美容効果の高い栄養素が多く含まれる大豆が原料です。
そんなお味噌に使用される添加物は、
「酒精」「調味料(アミノ酸等)」と「還元水飴」
です。
酒精は、味噌の発酵を止めるために使用される添加物です。パッケージに詰めた状態で味噌の発酵が進むと、パッケージが変形してしまうため、変形防止として添加されています。
調味料(アミノ酸等)は、化学的に合成された旨味成分です。
旨味が凝縮されているため、誰が食べても「おいしい!」と感じることができます。
そんな旨味成分ばかりを口にしていると、本来の味覚を失ってしまうというリスクがあります。
また調味料アミノ酸等は、たくさんの種類の化学合成されたアミノ酸をかけあわせてつくられており、その中には、安全性に懸念のある成分が使用されていたりもするのです。
”だし”入りのお味噌には、たいていこの調味料(アミノ酸等)が使用されています。
還元水飴は、食品添加物に指定されていない成分ですが、製造過程でソルビトールという食品添加物が生成されて含まれています。甘みをつけたり、保存性を高めたりすることができます。
味噌に食品添加物が使用されているなんて驚きですよね。
原材料欄を見ずに、食品を購入すると気づかぬうちに、たくさんの種類の添加物を摂取していることもあるのです。
無添加の味噌のおすすめ商品を下記の記事にまとめています。
納豆
納豆は大豆そのものを発酵させただけなので、食品添加物が使用されているはずがない、と思っていませんか?
私は思っていました。
ですが、予想外のところに食品添加物が潜んでいます。
それが、納豆の「タレ」です。
タレに使用される「調味料(アミノ酸等)」という添加物。これは、味噌のお話で説明しましたね。
この添加物は、旨味成分として幅広い食品に使用されているので、注意したいところです。
無添加のタレがついた納豆のおすすめ商品を下記の記事にまとめています。
まとめ
発酵食品は”体によい”というイメージを持っている方も多いと思います。
私もそう思っています。
ですが、食品添加物大国の日本では、販売しているすべての発酵食品が、伝統的な製法でつくられた昔ながらの食品ではないのです。
発酵食品の健康効果を享受するには、そして食品添加物によるリスクを避けるには、購入する食品の原材料もきちんと確認しないといけないのです。
健康的な生活、食の安全を気にされる方にとって、食品選びの参考にしていただけたら幸いです。