
こんにちは。
無添加生活15年目、ブログ管理人のころです。
「オーガニック」と「無添加」。 どちらも体に良さそうなイメージですが、「結局、何が違うの?」「どっちを選べばいいの?」と迷ったことはありませんか?
実はこの2つ、似ているようで「見ているポイント」がまったく違います。 ここを勘違いしたままだと、「高いお金を出してオーガニックを買ったのに、実は添加物だらけだった…」なんて失敗をしてしまうことも。
この記事では、無添加歴15年の私が、食品とコスメにおける「オーガニックと無添加の決定的な違い」を、分かりやすく図解付きで解説します。
【10秒で解決】オーガニックと無添加の違い・比較表
まずは結論から。この2つの違いを一言で言うとこうなります。
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オーガニック = 「育て方」(農薬や化学肥料を使わない)
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無添加 = 「加工の仕方」(添加物を加えない)
分かりやすく表にまとめました。
つまり、
- 「農薬が気になるならオーガニック」
- 「加工品の薬品が気になるなら無添加」
を選ぶのが正解です。もっと詳しく、食品とコスメに分けて見ていきましょう。
「食品」における違いと落とし穴
食品の場合、法律(JAS法)で厳格に決まっているため、違いは比較的はっきりしています。
オーガニック(有機)食品とは?
国が定めたルール(有機JAS規格)を守って生産された農産物や加工食品のことです。
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化学肥料や農薬を使わない
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遺伝子組み換え技術を使わない
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2年以上、農薬を使っていない土で作る など、厳しい条件をクリアし、「有機JASマーク」がついているものだけが「オーガニック(有機)」と名乗れます。
無添加食品とは?
製造過程で、保存料・着色料・化学調味料などの「食品添加物」を使っていない食品のことです。 こちらは国の認定マークなどはなく、裏面の原材料を見て判断します。
⚠️ ここが落とし穴!「オーガニック=無添加」ではない

ここが一番の勘違いポイントです。 実は、「オーガニック(有機JAS)」の認定を受けていても、使用が認められている「添加物」が一部存在するのです。
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例:オーガニックのクッキー
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小麦粉や砂糖はオーガニック(無農薬)を使用。
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でも、膨張剤(ベーキングパウダー)などの添加物は入っている可能性がある。
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逆に、「無添加の野菜ジュース」の場合、添加物はゼロでも、使っている野菜は農薬たっぷりで育てられている可能性もあります。
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ベストな選び方 一番安心なのは、「有機JASマーク」がついていて、かつ「原材料がシンプル(無添加)」なもの。 これを探すのは宝探しのように難しいですが、見つけた時の喜びはひとしおです!
「コスメ・化粧品」における違いはもっと複雑!

食品は法律がありましたが、日本の化粧品には「オーガニック」の法的な定義がありません。これが消費者を混乱させる原因になっています。
コスメにおける「無添加」とは?
一般的に、以下の成分が入っていないことを指す場合が多いです。
- 合成着色料・香料
- 鉱物油(石油由来成分)
- パラベン(防腐剤)
- 石油系界面活性剤
ただし、何をもって「無添加」とするかはメーカーの自由。「香料だけ無添加(あとはケミカル成分)」でも「無添加化粧品」と名乗れてしまうのが現状です。
コスメにおける「オーガニック」とは?
ここが一番の注意点です。海外には厳しい認証機関がありますが、日本には統一された基準がありません。
極端な話、「たった1滴でもオーガニック植物エキスを配合していれば、残りの99%が化学成分でも『オーガニックコスメ』として販売できる」のです。
本物の見分け方
パッケージの雰囲気や「オーガニック」という文字だけで判断せず、以下のポイントをチェックしましょう。
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海外のオーガニック認証(ECOCERTなど)を取得しているか?
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メーカーが「すべての成分」の由来を開示しているか?
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「無添加」の項目(何を使っていないか)が明確か?
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まとめ:自分なりの「譲れないポイント」を持とう
「オーガニック」と「無添加」、それぞれの違いを整理しました。
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オーガニック:素材そのものの力(農薬不使用)を重視したい人向け
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無添加:加工段階での化学物質(添加物)を避けたい人向け
どちらも「安心・安全」を目指す点では同じですが、今の日本では「表示などの落とし穴」があることも事実です。
言葉の響きだけで選ばず、「裏面のラベルを見るクセ」をつけることが、本当に体にいいものを選ぶ近道です。
私が実際に使ってみて、「これは成分も使用感も信頼できる!」と感じた、「無添加であり、かつオーガニックな視点も持つスキンケア」を厳選してレビューしています。迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
\無添加歴15年の推しコスメ/

